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31 榕江晩寨 侗年
12月20日、晩寨の入り口での「拦路歌」がVip到着の12時ごろまで2時間ほど続き、村の中の会場へ移動する。

 

この日は、旧暦11月8日卯の日で翌日が冬至。この日は侗族のお正月で、途中、「殺猪」や「餅つき」もやっていた。


会場の広場につくと、半開きの傘を中心にして萨玛が祀ってある。

 

腹もすいたので、「巻粉(じぇんふぇん)」という米粉で作った厚めの春巻きの皮のような生地にひき肉などを巻いて蒸したものを食べる(5RMB)(写真は19日車江で撮ったもの)。


午後の萨玛を祀る儀式が始まるまで、広場で写真を撮ってすごす。

 
 

「組紐」の実演もやっていた。


萨玛の儀式は、車江とはずいぶん違っていて、傘の前には大きな枡に生米(枡と白米の白で女性の象徴かもしれない)がもられて供えられていて、100RMBのお札がさしてある。

巫師は、おばあさんではなく恰幅のいいおじいさんが勤める。

祭壇の周りをぐるぐる回るのも車江とは異なり、老若男女の村人が参加する。


萨玛の儀式は、ところ変わればその方式もずいぶん異なるものだ。

儀式が終わった後も、琵琶歌などが続くようだったが、天気も悪くずいぶん寒いので15時ごろ帰途につく。

帰りも面包車に乗ったが、客がなかなか満車にならず、30分ほど待った後、運転手もあきらめて、乗客4人で出発した(6RMB)。

夜は、旅館の主人家族と鍋を囲んで、榕江の萨玛節も終わった。


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