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01 从江

今回の旅は、2012年10月11日に義烏からまた1等寝台列車で出発。12日朝凱里に到着。

即、バスセンターへ行き、8時35分発のバスで凱里から255km、広西省に近い「从江(つぉんじゃん)」という街へ向かう(106RMB)。

バスは、榕江までは高速道路を走るが、そこから一般道を走り、約6時間かかって从江に14時10分到着。

 

从江のバスセンター近くに「現代商務酒店」というビジネスホテルを見つけたので、チェックイン(80RMB)。


ホテルにチェックインしてからすぐに町の散策に出かけた。

街は都柳江という河に面して在り、川向うの山の中腹に侗族の村を象徴する鼓楼が見える。


町中に大きな榕樹(ガジュマル)があった。


向こうのほうにも鼓楼が見える。


民族衣装のおばさま達と出会う。


川原に河漁師の舟が溜まっている。

 

橋の上から投網している人がいて、バケツの獲物を見せてもらった。

グーグルの写真検索によれば、左上のものが「ヤリタナゴ」、右下のものが「カワムツ」とでたが、どうも違うようだ。


橋の欄干に鵜飼の様子を描いた石彫の飾りがあった。


侗族の女神、「萨玛」ここでは「萨歳」にまつわる伝説の絵もある。

「萨玛」については色々な説があるそうだが、ここでは部族を率いて官軍と戦った女性の英雄についての伝説が描かれている。

1.萨歳は難を逃れ、六甲に到る。


2.萨歳は拾道と結婚した。


3.捨道は李昌順に殺された。


4.萨歳は武道の習熟に励んだ。

 

5.萨歳は、故郷の民衆とともに官軍と戦った。


6.この絵には説明がないので、想像すると、萨歳は戦いに敗れ崖に追い詰められて身を投げたんじゃないかと思う。

7.萨歳は亡くなり、巨石となった。


8.人々は萨歳を記念して、女神として祭祀することになった。


山手にある村へ入る楼門に行き当たる。


もち米が干されていた。


ここでも民家は「吊脚楼」の形式。


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