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07 榕江~凱里
9月2日は、榕江から凱里へ戻った。

早朝、車江の村を散歩する。

早朝から野良仕事へ向かう人や、お婆さんは河へ洗濯に。

 

鼓楼前の広場では、整備の作業を始めていた。


鼓楼のシンボルは、水牛に龍。


旅館を出る前に、ご先祖様を祀る祭壇の写真を撮らせてもらう。


上段はご先祖様を祀り、下段には土地神様などを祀っている。


榕江のバスセンターへ向かうと、バスセンターの前で乗合の白バスの運ちゃんが乗り手の募集をしている。

値段は70元で、正規のバスの72元より安く、車はビュイックのボックスカーで座席もゆったりで、こちらがお得と判断した。

ルートはバスと同じ高速道路を通り、時間も短い。

途中車窓から見える丹寨の棚田。


お昼前には凱里に到着して、ホテルで一休みしてから、前回途中までしか観ることができなかった博物館へ行くことにした。

まずは、博物館近くの大きな壺の中で炭火でじっくり煮込んだスープが売りの店で昼食にした。


烏骨鶏と栗のスープと、卵チャーハンで、21元。
旨かった。


そして、博物館へ。

前回、民族衣装のコーナーの前で帰ったので、まずは、きらびやかな民族衣装を観る。

 
 
 

ここから侗族。

 
 
 

次は、特徴が変わったようだが、何族はは不明。


ここからは、色々な民族が混ざる。


女子の服装はここまで。

次は刺繍のコーナーで、まずは侗族の「太陽紋」が印象的だ。

 

他には、苗族の蝶紋、龍紋、鳥紋などが展示されている。

侗族の家の内部の写真と模型があったが、これは囲炉裏を囲んで日本の農家を彷彿とさせる。

 

榕江、車江の萨玛祠で見たご神体とこの囲炉裏の部屋を見て侗族への興味が増した。

この日は一応すべて観終わって、博物館からホテル方向へ街をぶらついた。

漬物屋。


「犬車」は初めて見たが、もちろんこの後も見たことはない。


炉端で「金木犀」を売っていた。
何に使うのは聞かなかったので、後悔している。


粽売り。


「豆腐花(沖縄でいうところの「ゆしとうふ」)」売り。


自家製だろうか、子供を背負う背負子はこの時以外見たことがない。


商店や食堂が集まる賑やかな一画があり、珍しい食べ物屋に行き当たる。

まずは、豆腐干の網焼き。

人気があり、どこも満席。

 

もう一つ、これも人気の潰したジャガイモと豆腐の鉄板焼き。

 

これは席が空いたので、私も食べてみたが、非常に旨くて、病みつきになってしまって、しょっちゅう食べることになった。

ジャガイモと豆腐で3元と非常に安い。


この界隈で、貴州の名物の「絲娃娃(しぃわぁわぁ)」の店を見つけたので夜はその店に行った。

 

いわゆる「生春巻き」で、私がどうしたらいいかまごついていると、店主が食べ方を教えてくれた。

10元で10枚の春巻きの皮を買って席に着くと、生野菜やら漬物やらピーナッツやら色々な具が置かれていて、自分で好きなものを巻いて食べる。

10枚巻いて食べるとまあまあお腹も落ち着き、店を出てからその近くの果物やフレッシュジュースなどを売る店で、スイカとハミウリを買って食べて、お腹がいっぱいになった。


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