表紙 / 七十二候 / 草露白し


白露 初候 草露白し (くさのつゆしろし)
「白露(はくろ)」とは、大気が冷えてきて霧を結ぶ頃のこと。

ようやく残暑が引いていき、本格的に秋が訪れてくる。

その初候「草露白し」は、草に降りた露が白く光って見えるころ。

新暦では、およそ9月7~11日ごろ。

毎年旧暦8月10日の直前の土、日曜日に東海道遠州見付に古くから伝わる 矢奈比賣神社 (ヤナヒメジンジャ)の大祭、「見付天神裸祭」が行われ、、2019年9月7・8日に見に行った

この祭りでは、大祭の前の「浜垢離」が9月4日に行われた。


2021年9月18日 記

今年の白露の初候は、9月7~11日。旧暦の8月1~5日。

この間は、晴れたり曇ったり、時々雨も降り、晴れると日中は暑くなるが、朝晩は涼しく過ごしやすい。

晴れると、ツクツクホウシが鳴く。

散歩コースの田んぼ地帯では、すでに稲が刈り取られた田んぼもある。


猛暑が過ぎたせいか、秋の野草が花を咲かせ始めている。

ツルボ(蔓穂)」

道端の草むらの中から顔を出していた。


ツユクサの花に似ているが小さな花なので、念のため「PictureThis」してみると、「マルバツユクサ(丸葉露草)」と出た。

花言葉は、「愛」。

葉っぱがハート型だからか?


エノコログサだが、その穂がツンと立っていて金色に群生しているので、これも念のため「PictureThis」してみると、「アメリカエノコログサ」と出たが、どうも「キンエノコロ」であるらしい。


普通のエノコログサのようなものも一緒に生えていて、これも念のため「PictureThis」してみると、「アキノエノコログサ」と出た。

普通のエノコログサの穂はは夏の間も見られたが、これは秋に花咲くエノコログサ。


イヌタデ(犬蓼)

開花期間は6~11月と長く、その間、ポツポツと咲き続けるが、他の花が少ない秋にはよく目立つ、とのこと。


家の庭では雑草のようにそこいらじゅうに生えている「青紫蘇」が花を付け始めた。


家の周囲の藪では「葛」の花が満開で、いい香りを漂わせている。

確か、葛の花は食べられると、いくつか摘んできて天ぷらにしてみた。

花の穂先きは柔らかいのでそのままで、花が開いているところの茎は硬いので花弁をむしってかき揚げにした。

これは大正解で、葛の花のいい香りが活きていて、甘みもあって美味い。