表紙 / 七十二候 / 禾乃登る |
|
処暑の末候、「禾乃登る」は、田に稲が実り、穂を垂らすころ。 「禾」とは、稲や麦などの穂先に生えている毛のことだが、稲や麦、稗、粟などの穀物の総称でもある。 新暦では、およそ9月2~6日ごろ。 この頃、旧暦の8月1日は、「八朔(はっさく)」の日に当たる。 「日本民俗資料事典」によれば、 「この日を「タノミ」または「タノモ」の節句と称し、稲の穂出しを祈願する行事が、西日本に盛んである。この日の朝早く稲田のあぜに出て、作頼みをする村々が多い。」 旧暦の8月1日「八朔の日」に愛知県一宮市浅野水法町内にある白山社で、「芝馬祭」が行われ、私は、2013年9月5日に見に行った。(2018年からは、9月の第一土曜日に変更になったそうだ。) 2012年8月下旬から中国の貴州省へ「吃新節」という稲の初穂をご先祖様に祀る祭りを見に行ったが、凱里の郎徳という村では、9月3~5日(旧暦の7月17~19日)に行われた。 |
|
●2021年9月17日 記 今年の処暑の末候は、9月2~6日。旧暦の7月26~30日。 2~4日は雨が降ったり止んだりで4日には強い雨が降ったり、雨の日は涼しい。 5日から晴れはじめ、日中は暑くなる。 猛暑と雨でしばらく途絶えていたツクツクホウシが6日に再度鳴き始めた。 「はっぴいえんど」の2枚目のアルバムに「夏なんです」という曲があって、「おほおしつつくの夏なんです」と歌っているが、私としてはツクツクホウシの声は、秋の訪れを感じさせてくれる。 6日には、庭の栗の木のイガグリが口を開け始めた。 今年はイガグリが20個ほどあったので、沢山取れると期待したが、17日現在ではまだ5つしか取れていない。 ほとんどが未熟で落ちてしまい、熟した栗も1つのイガクリから1個しか取れない。 あと1つ取れそうなので、それが取れたら「栗ご飯」を炊こうと思う。 |
3日にベイシアへ買出しに行くと、秋鮭の切り身が安売りされていたので、せっかくだからと購入。 |
その日はたっぷりのオリーブオイルでシシトウ、ニンニクといっしょに焼いて、仕上げに醤油を垂らしていただいた。 鮭の身は淡泊だが、まずまずの味で、白ワインで美味しくいただいた。 |
翌日は、切り身をさらに切り分け、昨晩と同じようにオリーブオイルで焼いて、醤油で味付けをしてスパゲッティーにして、正解。 これも白ワインが進む。 |