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立秋 初候 涼風至る (りょうふういたる)
立秋とは、初めて秋の気配がほのみえるころのこと。

これ以降は、夏の名残の残暑という。

新暦では、およそ8月7~11日ごろ。

8月の8~10日は、8(は)9(く)10(とう)の語呂合わせで、「白桃の日」だそうだ。


毎年第一日曜日に、愛知県犬山市の大宮浅間神社では「石上げ祭り」が行われ、私は2011年8月7日に見に行った。

毎年8月10日には、静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家の神原薬師堂で「虫送り」が行われ、私は2019年8月10日に見に行った。


2021年8月12日 記

今年の立秋の初候は、8月7~11日。旧暦の6月29日~7月4日。

8月8日には台風10号が、9日には台風9号が接近したが、ここ浜松では両日とも早朝にちょっと雨が降った程度だったが、やや強い風が吹いてた。

10日には、吹く風が冷たく爽やかで、夕方には、風に運ばれてきたのか、家の前でトンボのアキアカネの群れが飛び交っていた。

翌11日早朝には、秋の雲の「鰯雲」を見ることができた。

台風接近以前と以後で、気候ががらりと変わって、エアコンいらずの秋になり、正に「涼風至る」。


散歩コースの田園地帯の一画では、早稲だろうか、すでに稲穂を垂れ始めている。


家の庭のサルスベリの花が開いた。


色々な植物の実も熟し始めた。

アカメガシワの実がはぜて、種が出てきた。

この種はそこいらじゅうに散らばって芽を出すので、雑草のようだ。


きれいな花を咲かせていた、ランタナの実も熟してきた。


家の壁に張り付いているノブドウの実も色づいてきた。


庭のタラの木の実も熟してきている。


スペアミントも花を咲かせ始めた。


庭の草むらでキリギリスの類の多分「クダマキモドキ」を発見。

 

栗の葉っぱにはコガネムシがいた。


ジョロウグモがバッタを捕まえていた。