祭り見物 / 静岡県 / 神原の虫送り
 
 
 
 
 HPの「浜松お祭り暦」で毎年8月10日に、浜松市天竜区水窪町奥領家の神原薬師堂で「虫送り」があるということで、見に行った。

9時すぎに車で出発して、途中友人のところによって雑談、10時過ぎにそこをでて12時ごろ水窪の街並みに到着。
どこか食堂でもないかと街並みを行ったり来たりして探したがみつからず、スーパーマーケットが見つかったので、コロッケなどの揚げ物とロールパンを仕入れて、沢で水浴びをしようと見つけておいた「高根城」へ続く道の木陰で車を留めた。

祭りは16時ごろからと聞いたので、15時半ごろまで、そこで昼食、沢遊び、昼寝で時間をつぶす。

15時半に祭りのある、薬師堂へ行くが、境内には誰もいなくて、薬師堂に隣接する八幡神社など見て回る。

まずは、薬師堂に参拝。
 
 
 
 薬師堂には可愛い仁王像が立つ。
 
 
 
 
 
 薬師堂に並んで八幡神社が立つ。
 
 
 
 
 
 16時ごろ、若者が一人境内にやってきたが、その後は16時半ごろから祭りの参加者が三々五々集まってきた。

祭りは、17時50分開始であった。

「浜松お祭り暦」を参考にして進めると、

「まず、神原の薬師堂では、保存会による和讃とともに、若連が「デンデンデン」という踊りを行います。この間、保存会の長老たちは、観音堂の入り口に面して外を見るように座し、和讃をとぎれなく詠んでいます。」

実際には、まず、若連が3人ずつ薬師堂の入り口で太鼓を叩き始め、これを「デンデン」というようだ。ただ、この時はまだ薬師堂の中に陣取った長老たちの『和讃』は始まっていない。

「続いて薬師堂において「トウロサン」と呼ばれる保存会の最長老が、「五方拝」という所作を行います。これは、五方の悪霊を鎮めその場を清める所作を示しており、一歩踏み出す所作はダダを踏む所作(地面を踏み固める所作)と考えられます。」

五方拝が終わると、「デンデン」と長老たちの「和讃(念仏か?)」が続く。
デンデンは若衆が交代で全員が叩き終わると、中庭で「練りこみ」が行われる。

「次に薬師堂と八幡神社の間の中庭において「練り込み」と呼ばれる道行きの踊りが行われます。この練り込みが終わると、弓灯籠・南無阿弥陀仏の灯籠を先頭に、太鼓や双盤を従えて永福寺までの道行きとなります。
永福寺までの道行きの途中、「八幡の森地蔵」、「行者様」、「白山・地蔵・庚申」にて「デンデンデン」と「五方拝」が薬師堂と同様に行われます。
神原の商店街まで虫送り念仏衆が来ると、「道行き練り」が行われます。この際、町中の家では、百八対の迎え火がたかれています。」

迎え火は百八対もないようであったが、商店街の家の前で火が焚かれ、ちょうど暗くなってくるころで、いい雰囲気だ。

「最後に永福寺にて「練り込み」「デンデンデン」と「五方拝」の後に保存会の長老による和讃が唱えられ虫送り念仏が締めくくられます。すでに午後7時をすぎ、あたりの空は暗くなっています。」

19時20分ごろ、一行は永福寺に到着して、デンデン、五方拝、和讃が行われ、20時前に行事は終了した。