表紙 / 七十二候 / 蓮始めて開く

小暑 次候 蓮始めて開く (はすはじめてひらく)
小暑、次候の「蓮始めて開く」は、蓮の花が咲き始めるころ。

新暦では、およそ7月12~16日ごろ。

日本民俗資料事典によれば、

「7月15日は、「中元」といい、正月15日を「上元」、12月15日を「下元」といい、中国の歴法から学んだまつりの日のことであったが、後にそのときの贈り物の意味にも使われるようになった。正月前の歳暮に対して「盆歳暮」ともいい、また、盆供とよぶこともある。」


毎年7月15日には、三重県河芸町一色で「ざるやぶり」という祭りが行われ、私は2012年7月15日に見に行った。

15日には、浜松市鹿谷町の犀ヶ崖公園でも、市の無形民俗文化財に指定されている盆行事の「遠州大念仏」が行われ、私は、2018年7月15日に見に行った。


2021年7月22日 記

今年の小暑の次候は、7月12~16日、旧暦の6月3日~7日。

12~15日まで、日中は晴れていても天気は不安定で、夜になると強い雷雨が降る、という日が続いたが、16日からは晴れて、17日に東海地方も梅雨明けとなり、本格的な夏が始まった。


我が家の「蓮」は、まだ蕾だが、もうすぐ咲きそうだ。



散歩では、これといった変化がなかったが、街路樹の「マテバシイ」の類がドングリを付けていた。

「PictureThis」では、「カーム(イチョウガイ、シリブカガシ)」とでたが、花は秋に咲くのが特徴とのことだが、この木は6月初めころ花が咲いていたので、カームではなさそうだ。


家の庭で見つけた虫たち。

大型のトンボで、多分、「ヤブヤンマ」。

栗の木の木陰にとまっていた。


こちらは、小型のトンボの「ナツアカネ」。

成熟すると、体色が真っ赤になる。


蛾の類も見かけるが、種類はわからない。

これは、ヨトウガの類か?


こちらは全くわからない。


イチジクの葉っぱにに「蓑虫」がくっついていて、形から「クロツヤミノガ」の幼虫であるらしい。


イボバッタ」。

 

トノサマバッタの子供か?


小さな蜘蛛が特徴のある網を張っていた。

こうした網を張るのは、「ナガコガネグモ」の特徴とかで、写真の個体は幼体のようだ。