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夏至 次候 菖蒲華さく (あやめはなさく)
夏至の次候、「菖蒲華さく」は、アヤメが花を咲かせるころ。

この花が咲くと、梅雨到来の目安とか。

新暦では、およそ6月26~30日ごろ。

6月の第四日曜日に、名古屋市の、熱田神宮の大高斎田で御田植祭があり、私は、2010年6月27日に見に行った。

また、その第四日曜日には、愛知県、国府宮の尾張大國霊神社でも御田植祭があり、私は、2012年6月24日に見に行った。

2021年7月2日

今年の夏至の次候は、6月26~30日、旧暦の5月17~21日。旧暦の我が家の「花菖蒲」は、すでに5月22日に咲きはじめ、すべてが散ってしまって久しい。

「栗の花が落ちると、梅雨が明ける」と覚えていたが、真逆で、「栗の花が落ちると梅雨が始まる」というのが正しいそうだ。

梅雨前線が北上してきて、27日から雨が降ったり止んだり、グズグズした天気が続いているが、我が家の栗の花は、最後まで残っていたものが、6月29日に落ちて、いよいよ本格的な梅雨になるようだ。

散歩では、近くの水路で見られるキビレが、30日は50尾以上の群れになっていて、驚いた。

産卵期は秋、ということで、産卵のために水路を上ってきているわけではなさそうだ。


家の庭では、アザミのお化けのような「アーティチョーク(チョウセンアザミ)」の花が開いた。

長らく蕾のままで、毛虫にもやられたので、花はダメかと思っていたが、大きな花を咲かせてくれた。

何年か前にホームセンターで苗を買って植えたもので、初年度は食用にして花は見なかったが、特に美味しいものでもなかったので、2年目は花を咲かせて、それから2年は花を付けず、今年は3年ぶりに花を見ることができた。

効能は、ウキペディアによれば、

「放屁の回数と臭いを抑える効果があるとされる」、ということで、微笑ましい。


ハーブでは、5月の連休後に植えたスイートバジルの花が咲き始めた。

これの葉っぱは、ピザトーストやスパゲッティーにのせたりして、重宝するので、1年草だから毎年ホームセンターで苗を買って植えている。


ツユクサは、これまで白い花だったが、青い花も咲き始めた。


散歩では、家の近くで「トウネズミモチ」の花が鮮やかに咲いている。

ウキペディアによれば、

「果実は女貞子(じょていし)という生薬で、強壮作用があるとされる。」


アカメガシワの雌花が美しい花を咲かせていた。

 
 

野草では、「アメリカスズメノヒエ」のVサインが目立つ。


勝手に生えてきて、家の壁を被っている蔦が花を付けている。

花弁はすぐに落ちてしまうようで、雄蕊だろうか、中心の部分しか見ることができなくて、家の周囲の地面には、花弁と思われる粒粒がたくさん落ちている。


ずっとグズグズした天気のせいか、昆虫たちはあまり活発ではないようで、唯一、「コフキゾウムシ」がイチジクの葉っぱの上で交尾しているのを見つけた。


ちょくちょく見かけていた蜘蛛が、「ゴミグモ」と判明。


散歩していて、水路脇の道路際で、これまで未成熟の小型のものしかみられなかったが、成熟した雄のアカテガニに遭遇した。