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28 合華村
大田寨から林渓河に沿って下流へ5分ほど街道を歩くと、川向こうに鼓楼の有る村がまた見えてきた。

ここも「合華(ほうほわ)」ということで、こちらが合華の本村らしい。


石橋を渡ると村の入り口に小さな寨門があり、その手前には泉がある。


泉の脇に線香が焚かれていて、泉の神を祀っているようだ。


泉屋の外にも、土地神を祀っているのだろうか、石板を組んだ小さな祠がある。


寨門をくぐって少し上ると、鼓楼の広場にでる。


この鼓楼も新しく建てられたようで、てっぺんの梁の棟上の飾りが新しく華やか。


火処は中央でなく、隅にある。


鼓楼のすぐ横に戯台がある。


こちらも完成したばかりのようだ。


牛を引いたおじいさんがやってきた。


この村のおばさまの普段着は頭巾が特徴のようだ。


村の上方へ続く道に小さな祠があり、祀られている位牌のような石板には「飛山宮、公元二○○九年、巳丑年立」と書かれていた。


村の下流側の入り口にまた寨門があり、外側に土地神が祀られている。


寨門を出て少しいくと、林渓河に風雨橋が架かり、「安済橋」とある。


橋には神様が祀られているが、赤いお札が貼られているだけで、像も神名を書かれたものもなく、どんな神様が祀られているのかはわからない。


橋を渡って街道に出て、また下流方向へ歩く。


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