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15 报德鼓蔵節 11日目
12月7日、报德の鼓蔵節も終盤の11日目、この日から3日間、川原で銅鼓舞が行われる。

11時ごろブランチを食べて报德へ行ったが、川原の広場にはまだほとんど人がいなくて、銅鼓舞が始まるまでまだ時間があるようなので、5日に山の上で爆竹が鳴って何か儀式をやっていたところへ登ってみた。

山は、川をはさんで村の東側にあり、お碗を伏せた形のいわゆる「神奈備山」のような感じだ。


山に登る小道の所々に人型の切り紙が竹の先に付けられて刺してある。

 
 
その人型に導かれて登っていくと、お墓に行き当たった。


5日の儀式はお葬式であったことがわかる。

お墓は、村を望んで西向き。

お墓の近くに祭壇が壊されて打ち捨てられている。


河原の端に、竹が立てられ、呪い物が置かれている。

 


山を降りてしばらく待つと、也利から銅鼓を持った一行がやってきて、15時半ごろから銅鼓舞が始まった。


この日は中年のおばさま達も踊りの輪に加わり、「起鼓」のときよりも人数が多くなる。

銅鼓舞が2時間ほど続き、夕方から芦笙のコンテストが19時ごろまで続いた。


コンテストは、5人の審査員がそれぞれ10点満点で点をつけるのだが、私にはどういう判断基準なのかはわからない。


この日もバイクに乗せてもらえて、19時半ごろ宿にもどれた。


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