表紙 / 弥生の原郷を訪ねて / 初めての貴州 02 凱里博物館

02 凱里博物館
博物館は旧市街の中心の道路の突き当たりにどぉんと建っている。

 

入館は無料。


展示物は古いものは少ないが、貴州省東南部(黔(ちぁん)東南苗族侗族自治州)の少数民族についての情報が満載。

中央ロビーに展示されている銅鼓・木鼓・柱に水牛の角そして芦笙(るぅせん;楽器の笙)がこの地の少数民族の象徴として、その文化をよく表している。



初めの陳列は、青銅器類があり、中でも銅鼓は、見逃せない。

 

中国では、苗(みゃお)族の発祥の地は「良渚文化」の地で、5000~4600年前に一旦は北上して、その後南下したと考えられている。

 

中国の中国文明の始祖の黄帝と戦ってやぶれた「蚩尤(ちよう)」が苗族の始祖とされている。

 

「姜央じゃんやん)」が苗族の伝説上の人類の祖先と歌われている。

 
 

この地域には、苗族とならんで、「侗(とん)族」も多く居住している。

 

その他にもいくつもの少数民族が居住している。

 

この日は、15時過ぎに入館して、販売コナーで色々な本を見ているうちに結構時間がたってしまい、17時閉館で、全部を見ることができなくなって、後日再度参観した。

この時購入した「古朴神秘家園」には、東南苗族侗族自治州内の少数民族の村々が紹介されていて、また、「神奇的節俗、黔東南民族伝統節日」には、各地の祭り・伝統行事が紹介されていて、この後の旅に大いに役立った。

 

凱里は、「酸辛魚湯」という料理が有名だが、私は、酸っぱい、辛い、は苦手なので、それは食べずにおいて、晩食はホテル近くの夜宵街で串焼きにビールが定番になった。


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