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大雪 初候 閉塞く冬と成る (そらさむくふゆとなる)
 
「大雪」は、いよいよ本格的に雪が降りだす頃のこと。

その初候、「 閉塞く冬と成る」は、天地の陽気がふさがり、真冬が訪れるころ。

重たい灰色の雲におおわれた空は、「雪曇(ゆきぐもり)」と呼ばれる。

新暦では、およそ12月7~11日ごろ。

旧暦の11月(霜月)には、南信濃の村々で「遠山の霜月祭り」が行われ、私は、2018年12月8日に、飯田市南信濃木沢の正八幡宮で行われた祭りを見に行った


2021年12月24日 記

今年の大雪の初候は、12月7~11日。旧暦の11月4~8日。

7~8日に雨が降ったが、その後は晴天が続く。

晴れの日の朝に散歩をするが、目立った変化はない。

アオジの群れが、道端の桜の木にとまっていた。


8日スーパーのベイシアで天然ブリのアラが並んでいたので購入。

冬は、「寒ブリ」の季節。


ブリといえば、「ぶり大根」。

ちょうど大根も買ってあったので、ぶり大根にする。

思ったほどの脂はのっていなかったが、大根が染みて、まずまず。


スケソウダラの白子も並んでいたので購入。

真鱈の白子は、以前通販で取り寄せたことがあったが、高級食材になるのか、スーパーで見たことはない。


これもサッと茹でて、酢醤油でいただく。

まずまず。


10日に地元野菜のひまわりファームで買い出し。

例によって、ミカン以外は、100円前後。

柑橘類が色々並んでいたが、「柚木(ゆず)」があったので、助宗鱈の白子を柚子のしぼり汁でいただくのもいいだろう、と購入。

この日はブロッコリーも初見えだった。

ブロッコリーは「おでん鍋」の具にして、おいしい。


● 2023年12月14日 記

今年の大雪の初候は12月7~11日。

ずっと晴れが続き、日中はポカポカと20℃を越える日もあって暖かい。

7日、舞阪の魚屋へ買い出しに行く。

浜名湖の冬の味覚は何と言っても「牡蠣」で、前回来た時に牡蠣が並んでいたが、ボラの方に魅力を感じて、今回、牡蠣をめあてに行き、小袋があったので、そちらを購入。

12個入、230g、1160円。


浜名湖の牡蠣は滅菌処理がされていない加熱用なので、いくつかをおでん鍋で熱を通して、金柑が余っていたので、それを絞っていただく。

浜名湖の牡蠣は濃厚な味わいで旨い。

 

残りは、定番のカキフライにする。

マヨネーズに醤油を垂らして、それをちょっと付けて、旨い。


この日は、「クロムツ」も並んでいたので購入。

1尾、222g、28cm。3尾で1100円。


いわゆる「黒いムツ」で、「ムツ」と「クロムツ」の区別は難しいらしい。

ぼうずコンニャク」さんによれば、鰓の鰓耙数を見ないと区別がつかないとのこと。

いずれにせよ、大きく育ったものは50cm以上になってかなり脂っこい魚であるとのことだが、今回購入したものはまだ小型で脂はそんなに無く、淡白であった。

身が柔らかいので、3枚におろして皮を引くのが難しく、1尾目の片身はは皮引きに失敗。

もう一方を慎重に皮を引いて、刺身でいただく。

2尾目は3枚におろしたあと、片身は皮にお湯をさっとかけて刺身でいただく。

脂が少ないので淡白だが旨味は感じられる。


1尾は煮つけで。まずまず。


カキフライを揚げて、フライをするときにはいつも溶き卵が残るので、小麦粉を足して天ぷらを作ることにしていて、いつもは玉ねぎのかき揚げにするところ、今回はエノキタケがあったのでそれを天ぷらにすることにしたが、そうだ、皮引きに失敗した切り身がある、とそれも天ぷらにしてみた。

黒ムツは、身がフワフワで旨味も凝縮されて正解。

エノキタケも甘味が強くなり旨い。