表紙 / 七十二候 / 橘始めて黄なり

小雪 末候 橘始めて黄なり (たちばなはじめてきなり)
小雪の末候、「橘始めて黄なり」は、橘の実がだんだん黄色くなってくるころ。

」は、日本特産種で、垂仁天皇が田道間守(たじまもり)に命じて、常世の国に遣わして不老不死の実、「非時の香実(ときじくのかぐのみ)」を持ってこさせたと伝えられている。


新暦では、およそ12月2~6日ごろ。


●2021年12月23日 記

家の庭の檸檬の実が黄色くなってきた。

よく通る道に、花の苗を栽培して売っている農園があって、その一角に檸檬の木が植わっていて、毎年実が鈴なりになっているのをみて、気候がよほど檸檬に適しているんだろうと思い、数年前に檸檬の苗を購入して、家の庭に植えた。

もう4・5年になると思うが、毎年春にはたくさんの花を付けるが、実は1個なるか、全然ならないかであったが、今年は2個実を付けて、ようやく色づいてきた。

「檸檬始めて黄なり」。

庭の水仙も三旬遅れて、「金盞香し」


 

野茨の実が赤く熟してきて、食べると可食部はほとんどないが、ほのかに甘酸っぱく、悪くない。
ウオッカに漬けて、野茨酒を作ることにした。


セイタカアワダチソウの花が泡を吹いている。


ススキの穂もふっくらと膨らんでいる。

 

ナンキンハゼの実にムクドリが集まってきている。


水路ではユリカモメが漁師さんが商品にならない小魚を捨てるのを待ち構えている。


家の庭のスモモの枝に、モズの「ハヤニエ」が刺してあった。


長野県の方の山は雪を被っている。