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芒種 末候 梅子黄なり (うめのみきなり)
芒種の末候は、「梅子黄なり」。

梅の実が熟して色づくころ。

完熟して、実が木から落ちるほどになったころの梅は、とろりとした果肉は甘く、スモモや桃のようだという。

梅酒用には、まだ青く熟す前の実を、梅干しや梅酢用なら熟してきた実を、完熟した梅は、砂糖と一緒に煮ると梅ジャムにできる、とのこと。

私は、梅酒用に熟す前のものしか見ていないが、次回は、熟した実を味わってみよう。

新暦ではおよそ6月16~20日ごろ。

毎年6月18日には、熱田神宮の境内にある摂社の御田神社で、御田植祭があり、私は、2012年6月18日に見に行った。


2021年6月22日 記

今年の芒種の末候は、6月16~20日、旧暦の5月7~11日。

17日と20日は晴れたが、16日と19日は雨で、特に19日は大雨になった。

朝晩は涼しく、過ごしやすい。

雨が降ると、カタツムリが活発になるようだ。

 

庭のハーブ類が花を咲かせ始めた。

まずは、オレガノ。

一昨年、ひまわりファームで70円ぐらいで苗を購入して、多年草なので年々株が大きくなっている。

トマト料理と相性が良い、ということで、スパゲッティ用のミートソースや牛肉の赤ワインとトマトの煮込みにたっぷり入れて、香りが良く、重宝している。


レモンバーム。

これも一昨年、ひまわりファームで70円ぐらいで苗を購入して植えたもの。

食べると酸っぱくはないが、レモンの香りそのもので、料理に使ってもあまり香りが活きてこないので、もっぱらハーブティーで楽しんでいる。


アップルミント(丸葉薄荷)。

これはもう20年ぐらい前に、家の近所を散歩していた時に道端で見つけて、1本抜いてきて庭に植えたらどんどん増えて、私が中国や名古屋の実家で10年ほど過ごして家に戻った時には、庭一面にこれがはびこっていて、一部を残して抜いてしまった。

しかし、油断しているとすぐにそこここで芽をだす。

ミントの香りがいまいちで、ほとんど利用はしていない。

まだ、梅雨は明けていないが、以前ラジオかテレビで、「栗の花が落ちると梅雨が明ける」と聞いたことがあって、家の庭の栗の木の花を見ていると、ほとんどの花が落ちてしまったが、まだ、数本の枯れた花が落ちずに残っている。

梅雨が明けるまで、頑張って残っているのだろうか?


庭のミニ蓮を入れている小さな池で、ガマの穂が出はじめた。

家の前の池に、以前はヨシと共にガマもたくさん生えていたが、いつのまにかすべて消えてしまって、家の池で増えたホテイアオイも入れてみたがすべて消えてしまい、ひょっとすると、アカミミガメが全部食べてしまっているのか、と思う。

庭に生えてきたガマは、花菖蒲を植えている鉢に、勝手に生えてきたものだが、風情があっていいものだ。


ホテイアオイも1つだけ花が咲いたが、秋になると家の横の50㎡ほどの池一面に花が咲く。

3年ほど前にホームセンターで2つ買ってきたものだが、2年目にその池に入れたら秋には池一面に拡がった。
それを翌年初春に家の前の大きな池に移したが、きれいさっぱり無くなってしまった。

多分アカミミガメが食べてしまったんだと思う。


庭では、アガパンサス(紫君子蘭)と、ギボウシ(擬宝珠)も花を咲かせ始めた。

こういう花を楽しむものは、名古屋の実家から持ってきたもので、私が植えるのは、ハーブ類や果樹など、食べれるものばかり。

以前はトマトなど野菜類も植えていたが、おいしい地元野菜が安く手に入るので、敢えて植えようとは思わない。

ただ、ひまわりファームで70円前後で苗を売っているので、今年は胡瓜とシシトウを植えた。

 

庭の木に、ゴミのようなものがくっついていたが、よく見ると脚でしがみついているので、これは生き物だな、と写真に撮ってグーグル検索してみると、「オニグモ」の類であるらしい。

 

スカシバガ(ホーネット・モス)の一種。

蜂か虻の類かと思ったら、グーグルの写真検索で蛾の類であることがわかった。


ホソヒラタアブ

きれいな蠅だな、と思ったら、これもグーグルの写真検索で判明。


ハラビロトンボ。

シオカラトンボか、とも思ったが、図鑑をみると、「地色は黄色で腹部に黒条がある」ということで、ハラビロトンボであろう。


ギンヤンマ。

普段は動きが早くて、写真に撮れないが、毎年この時期に動きの悪い個体が庭に出現するので、羽化したばかりのものだと思う。


散歩コースではこのところあまり変化が見られないが、水路を上ってきた水門のあるところで、10尾ほそのキビレの群れに遭遇。

この場所は、時々釣り人が糸を垂れている場所。


ひまわりファームでの買出しで、トマト、茄子、胡瓜などの定番の夏野菜に加えて、枝豆が出ていたので購入した(100円)

以前食べた「だだちゃ豆」には及ばないが、しっかり味があって、ビールの「あて」で4回楽しめた。

 

17日のスーパーのベイシアでの買出しで、新鮮な「スルメイカ」が並んでいたので購入した。


スルメイカの旬は夏。

胴の部分は、細づくりの刺身に、ゲソや内臓、エンペラは、イカ墨スパゲッティにして味わった。

イカ墨スパゲッティは、刻んだフェンネルをたっぷりのせて、肝臓の旨味が効いて、美味い。

カマンベールチーズも添えて、白ワインでいただく。