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雨水 初候 土脈潤い起こる(どみゃくうるおいおこる)

雨水とは、降る雪が雨へと変わり、氷が解け出すころのこと。昔からこの季節は農耕の準備をはじめる目安とされてきた。

そして、初候の「土脈潤起」とは、早春の暖かな雨が降り注ぎ、大地がうるおいめざめるころ。

中国の七十二候では、「獺祭魚(かわうそをまつる)」。
これは、獺が魚を捕まえても岸に並べてから食べる様を、先祖の祭りをしている様にたとえたのだそうだ。

新暦では、およそ2月19~23日ごろ。


●2013年2月23日 記


2月18日(2013年)は「雨水」、18-22日は、その初侯の「土脈潤起(どみゃくうるおいおこる)」。

18日早朝、新聞を取りに外へ出ると、薄っすらと雪があり、降る雪は雨に変わったところのようだった。

まだまだ寒いが庭の梅や桃の芽は着実に膨らみつつある。

21、22日は、旧暦の1月12、13日で、稲沢の国府宮(尾張大国霊神社)で、「儺追神事(なおいしんじ)」が行われ、21日に「大鏡餅奉納」、22日に「はだか祭」が行われたので見に行った。

、「儺追神事」は、旧暦1月2~22日にわたって行われる。

その様子のビデオは、下記をご覧ください。

ただ、「裸」ということで、
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https://youtu.be/9YiIo46Yn0M



2021年2月23日

今年の雨水の初候は、2月18~22日(旧暦1月7~11日)

2月18日は、旧暦の1月7日で、静岡市葵区日向(ひなた) にある 福田寺観音堂で県指定の無形民俗文化財の「七草祭」が行われ、2020年は、1月31日がその日で、見に行った。


18日は16日からの北西風と冷え込みが続いていて、早朝には約4mmの氷が張った。

19日・20日は冷たい北西風は続いていたが、暖かくなり、22日は、北西風も弱くなって春の陽気で暖かい。


18日、また「ひまわりファーム」へ買い出しに出かける。

春野菜の種類が多くなってきて、菜花(100円)・サヤエンドウ(100円)・小ぶりの春キャベツ(40円)・新玉ねぎ(100円)、そして、ブロッコリー(80円)・小松菜(100円)・青ネギ(70円)・里芋(130円)・みかん(150円)を購入した。

菜花はベーコンと炒めてインスタントの塩ラーメンにのせてタンメンで、サヤエンドウは新玉ねぎと一緒にかき揚げで、春キャベツはざく切りにしてたっぷりのオリーブオイルでベーコン・ニンニクと炒めてスパゲッティにからめていただいた。

キャベツは豚肉、青ネギとともにお好み焼きにしても楽しんでいる。

ミカンは、100円ショップで買った絞り器で絞って、ジュースにして楽しんでいる。
1袋150円のミカンで550ml(約3合)のフレッシュジュースがとれた。

もちろんフレッシュジュースもおいしいが、酒飲みの私としては、ウオッカをこのジュースで割って、「スクリュードライバー」としても楽しんでいる。


20・21日は暖かくなり、また散歩に出かけた。

20日は、まだ冷たい北西風が吹き付けて肌寒い。

散歩コースはだいたい決まってきて、水路をみてから、浜名湖の縁を歩くことになった。

水路では、またオオバン・カンムリカイツブリ・ヒドリガモ・カワウ・鷺の類が定番になっているが、20日にはヒドリガモの群れに混じって、キンクロハジロとホシハジロもいた。


21日は、風が弱くなり穏やかな一日になった。

水路では、定番の鳥たちに加えて、カイツブリもいた。


浜名湖も白波が無くなり、鴨の群れも多くいたが、カワアイサも沖のほうで10羽ほどの群れで行動していた。


庭の南高梅の花も4・5分咲きで、ミツバチもやってきた。

図鑑で調べると「ヨウシュミツバチ」のようだ。
いわゆる「セイヨウミツバチ」で、養蜂のために導入されたミツバチ。


キチョウも我が家の庭でヒラヒラと舞っていた。

世界文化社発行「生物大図鑑 昆虫I」によると、「キチョウは、年5~6回発生し、季節による斑紋変化がいちじるしい。7~9月に個体数が多い。越冬態は成虫。」

ということで、越冬したものらしい。


22日、日中の気温は20℃を越えて、アルバイトが早く終わって帰宅すると、南高梅は、8分咲きになっていた。


2024年2月28日 記

今年の雨水の初候は2月19~23日。

19日から23日は雨もよいだったが、20日だけは晴れて暖かく、全国的には25℃越えの夏日のところが多発したそうだ。

21日からは雨で寒くなる。

23日、舞阪の魚屋へ買い出しに行く。

今回も魚種は少なかったが、かねてから食べてみようと思っていた「チョウカ」が並んでいたので購入。
1尾、198g、全長22cm。2尾で850円。



ぼうずコンニャク」さんによれば、「チョウカ」というのは、静岡県の焼津あたりの地方名ということで、ここ浜松の舞阪でも「チョウカ」と呼んでいるが、標準和名は「ユメカサゴ」というカサゴの類とのこと。

旬は、寒い時期から春、とのこと。

まずは刺身で。

皮が丈夫なので、皮を引くのは容易であった。

皮付きと、皮をとったものでいただく。

三枚におろすときに、脂がすごくて、手がべたついたが、刺身にしてみると、身には脂がなくいたって淡白で拍子抜けした。


脂は、ほとんどが内臓、特に肝臓に集まっているようで、内臓の煮つけが旨い。

これまでの経験からすると、フグやアンコウ、カワハギ、エイなど身に脂が無い魚は、脂が肝臓に集中的に集まるようだ。
 

アラは味噌汁で。

脂があってめちゃ旨い。


もう1尾は、前回、「金目うどん」で味をしめたので、「チョウカうどん」にして正解。


今回も鰯があったので購入。

1尾、140g、全長24cm。

前回よりも大きく育っていて、1パック4尾で500円。


1尾は、まずは刺身で。

前回より脂は少なくなっていたが、まだまだ脂がしっかりのっている。


白子や卵巣が大きくなってきていて、旨そうなので煮付けにして正解。

 
 
 

2尾は、塩焼きでいただく。

脂がのっているので、大根おろしがよく合って、旨い。


残りの1尾は、以前コノシロを酢漬けにしたときの液がとってあったので、それで酢漬けにしてみた。

1週間後に取り出して、新玉ねぎの甘酢漬けとフェンネルとともにいただくき、これまた美味。