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| 出雲の旅 その4 大元神社奉納神楽
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| 初日の11月28日に出雲大社へ向かっているとき、「石見銀山」への道路標識があって、「石見」といえば、「石見神楽」、ネット検索してみると、11月30日に、浜田の大元神社で奉納神楽があることがわかり、浜田市は出雲市から90kmほどでそんなに遠くないので、30日は、それを見に行くことにした。 この日は、5時半起床、6時に浜田の大元神社へ向かう。 ガソリンスタンドに寄ったり、道を間違えたりして、9時過ぎに大元神社のある上府町に到着、大元神社は八幡神社の中にあることを地元に人に聞いてわかり、どこでも空いている場所に駐車していい、と聞いて、八幡神社の鳥居横の空スペースに駐車した。 |
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まずは参拝。 |
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境内に舞殿がある。 |
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八幡社の社殿の横奥に、大元神社があり、この日の神事のために、竹などで飾り付けされていた。 |
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大元神社の神事は、10時から始まった。 神事は、お祓い、献饌、祝詞奏上、榊奉納、撤饌と型通り進む。 神事では、献饌、撤饌のときに普通は雅楽のような調べが奏されるが、ここでは、この神様は神楽の神様なのか、笛太鼓のお囃子が奏されたので面食らった。 |
今回の神楽は、地元の上府町の上府神楽社中による奉納神楽。 吊られている行燈のような飾り物は、神楽の出し物の「天蓋」で操られる。 その色は、陰陽五行の東西南北の色で、緑は東、赤は南、白は西、紫(黒)は北、中心が黄色。 |
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神楽が舞われる舞台の天井には、奥三河の「花まつり」の舞処(まいど)のように切り紙で飾られている。 |
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神楽は、12時から、まず子供神楽で、「塩祓」と「塵輪」の二演目で始まった。 |
「塵輪(じんりん)」というのは、ネット検索によると、 「登場人物は4人、 帯中津日子(たらしなかつひこ)後の仲哀天皇、高麻呂(たかまろ)、塵輪(じんりん)白鬼・赤鬼 あらすじは、 第14代天皇・帯中津日子(たらしなかつひこ)が、異国より日本に攻め来る数万騎の軍勢を迎え撃ちます。その中に塵輪という、身に翼があり、黒雲に乗って飛びまわり人々を害する悪鬼がいると聞き、天の鹿児弓(あまかごゆみ)、天の羽々矢(あまはばや)を持って高麻呂を従え討伐に向かい、激戦の末に退治します。」 なかなか激しい動きでみごたえがあった。 こうして子供たちに神楽が継承されていくのは立派なことだと思う。 |
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続いて、本番の大人の神楽が舞われる。 まずは、「四剣(しけん)」 「舞人4名で舞う儀式舞。帯で襷がけをして、左手に刀、右手に輪鈴を持って舞われます。神楽歌・囃子に合わせて、東西南北・中央の神々を静め、舞殿を清めます。 刀を巧みに操り、時には曲芸的な動きを見せる、目で見て楽しさ・迫力を感じられる舞です。」 |
そして、「道がえし(ちがえし)」。 「登場人物は、武甕槌命(たけみかづちのみこと)、大悪鬼(だいあっき)。 あらすじは、 常陸(ひたち)の国、 鹿島神宮(茨城県鹿島町)の御祭神である武甕槌命(たけみかづちのみこと)が世界各地を荒し廻った大悪鬼を激闘の末降参させます。 命乞いをした大悪鬼は許され、 高千穂で人ではなく米を食べて生きていくように武甕槌命に命じられます。 石見神楽では珍しく、鬼が降参し許される形で終わります。鬼を退治せず「道」の途中から「返す」ためこの演目の名がつけられました。幕を挟んでの激しい掛け合い、力強い刀さばきが魅力の演目です。」 これも戦いの場面で激しい動きがあり、見ごたえがあった。 |
続いて、「天蓋(てんがい)」 「天蓋(雲とも呼ばれる、舞座の上に四角形に竹を組んだもの)の下に、一尺角位の小天蓋(しょうてんがい)を綱で吊り下げ、これを自由自在に踊らせる曲芸的な神楽です。 人が舞うのではなく、数個(6~7個)の小天蓋を下げ一人で綱を操作して、上下前後左右と自由に操り小天蓋を舞わせる、熟練を要する神楽です。」 |
次が最後の演目の「五穀種元」 「登場人物は、天熊大人(あめくまのうし)、村君(むらぎみ)、人民(おおみたから)、神禰宜(かんねぎ)、お婆さん あらすじは、 「天熊大人(あめくまのうし)が、天より下った五穀の種を授かり、天の村君に作り方を教え、村君はこれを人民に伝えます。村君たちは荒野を耕し種を植え、収穫し、神禰宜(かんねぎ)を呼び火切臼(ひっきりうす)と火切杵(ひっきりきね)を借りて餅をつき、新嘗祭(にいなめさい)を行うという神楽で、農業の起りを説き、五穀豊穣を祈念しようとするもので、餅つきの場面があることから別名「杵(きね)」とも言います。」 万歳のようなやりとりもあり、笑いをとる場面もある。 私は聞き取れなかったので、貴州省で見た侗族の「侗戯」を見ているような感じになった。 最後のほうで、子供たちが神楽殿の前に集まってきて餅つきの場面になり、最後は「餅まき」で15時過ぎに終了した。 |
来るときは、無料の「出雲バイパス」で街中を通らずに走ったが、帰りはどこかのスーパーで今晩の晩酌用の買い出しをしようと、旧道を走った。 なかなかスーパーがないので心配したが、出雲市に近い大田市に入ると大きなイオンがあり、ほっとした。 17時過ぎで割引があって、いい買い物をした。 地酒は580円。あとはビール。 |
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この日は、出雲市の多伎町にある道の駅、「キララ多伎」で車中泊することにして、まずはその近くの日帰り温泉、「多伎いちじく温泉」(65歳以上500円)でのんびりして、道の駅で晩酌。 風呂上がりのビールも旨く、晩酌をしてから20時消灯。 |
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