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立冬 初候 山茶始めて開く (つばきはじめてひらく)
「立冬」とは、冬の気配が山にも里にも感じられてくる頃のこと。

その初候、「山茶始めて開く」は、山茶花(サザンカ)の花が咲き始めるころ。

候には、「ツバキ」とあるが、ツバキ科の山茶花を言う。

新暦では、およそ11月7~11日ごろ。

毎年11月から1月にかけて愛知県東栄町の各地区で「花祭」が開催され、花祭りは国の重要無形民俗文化財にも指定されていて、悪霊を払いのけ、新人和合、五穀豊穣、無病息災を祈る目的で鎌倉時代から代々親から子、子から孫へと大切に伝承されてきた神事。

私は、2018年11月10日(土曜日)~11日(日曜日)の「御園地区」の祭りを見に行った


2021年11月12日 記

今年の立冬の初候は、11月7~11日。旧暦の10月3~7日。

今年の旧暦の10月7日は、「亥」の日で、江戸時代には、「こたつ開き」の日は、、旧暦10月の「初亥(はつい)」の日と決まっていたそうで、「亥」は、五行では「水の気」とされていて、火事が多かった江戸時代には、亥の月の亥の日にこたつ開きをすれば、その冬は火事にならずに済む、という縁起担ぎの言い習わしがあったそうだ。


11月7日は、「一(い)一(い)七(なべ)」の語呂合わせから「鍋の日」になっているそうだ。

今年は、まだ日中は晴れると暖かく、鍋はまだまだ。

しかし、11日に家の庭の山茶花の花が開いた。

正に、「山茶花始めて開く」。


散歩コースの田んぼの畔に「ゲンゲ(紫雲英)」、一般名は「レンゲソウ(蓮華草)」の花が咲いていた。

蓮華草は春の花のイメージで、花の形も蓮華草のイメージとは異なるが、「PictureThis」に従っておこう。


散歩コースの道端に生えている「ハマヒサカキ(浜姫榊)」の実が熟してきた。


電線に「アオジ」の10数羽の群れがとまっていた。

野鳥検索小図鑑によれば、アオジは、本州中部以北で繁殖し、冬は本州中部以南の低地や山地にすごし、越冬地では10月下旬から翌年4月下旬ごろまで見られる、ということで、この鳥も渡ってきたようだ。


電線には「スズメ」も見られた。


ハトも大きな群れになって、電線にとまっている。

冬になると野鳥は大きな群れを作るようになるようだ。

 

散歩コースの水路には、春に消えた「ヒドリカモ」がまた渡ってきた。

いよいよ本格的な冬が始まるようで、立冬にふさわしい。


浜名湖では、このところカモメ類の群れもよく見るが、10日に写真に撮ったものは、ネットで調べても種類はよくわからなかった。

 
 

11日に、ひまわりファームへ野菜の買出しに出かけた。


この日は、ブロッコリー、ホウレンソウ、パクチー、南蛮(唐辛子)が新顔。

ミカンも出はじめた。

ジャガイモ200円、玉ねぎ170円、ミカン250円以外は、100円前後。


パクチー(香草)」は、ちょうど寒くなってきたので、モヤシと供に作り置きの肉味噌でラ王の味噌ラーメン、これも作り置きの煮豚でマルちゃん正麺の塩ラーメンにたっぷりのせて、美味しくいただいた。

 

南蛮唐辛子は、みじん切りにして、ごま油で炒って自家製の「ラー油」にしていて、めちゃ辛くてパクチーによく合う。

これも中国で生活していた時には麵屋ではお馴染みのものだった。


2023年11月15日 記

今年の立冬の初候は、11月8~12日。 

家の庭では、9日にツワブキが咲いたが、山茶花はまだ蕾のまま。

9日の夜から雨が降り始め、10日からはグッと冷え込み始めて、夏のような日々から一気に冬になった。

9日には、舞阪の魚屋へ行く。

そろそろ「戻り鰹」が入ってもいいころだ、と待っていたが、この日は入り口を入ってすぐのところに、水氷に入ってカツオが2尾並んでいたので、待ってました、と購入。

全長43cm、1290g、1300円。


三枚におろして、血合いを取り除いて、背側・腹側に切り分けて4本のサクを取って、4日連続で刺身を食べたが、2・3日目に旨味が増して、4日目にはさすがに味が落ちた。


頭や血合い、中オチは煮つけにして旨い。


4・5月ごろ揚がる鰹はサッパリした味で、私は味の良くなる、秋の戻り鰹の方が好きだ。

本山萩舟著「飲食事典」によると、

「目には青葉山ほととぎす初がつを」(素堂)の句によって初夏の風物ときまったのは、江戸を中心とした食味で、南方から回遊する魚群は早く2~3月頃から薩南に現れるので、カツオ漁のトップはその頃からはじまるが、土佐を経て紀州沖へかかる間はまだ脂肪が乗らないので、カツオ節にはてきするけれど生食には不十分とされるのが、遠州灘を越えて伊豆半島に回るころからようやく脂肪が加わって、いわゆる初カツオのシュンということになる。・・・・・・。つまりフシにもサシミにも適する意味で東国のカツオを代表するのが伊豆半島であったと見てよく、相模灘に入っていよいよ魚味満点となる、それがあたかも目に青葉時、ほととぎすの鳴く5月初旬~中旬ということになるのだ。

ということで、私が食べている初夏の遠州灘の初ガツオはもうちょっとで旬をむかえるという微妙な状態のものだったんだな。


現在、10月11日に購入したコノシロを酢漬けにしたらこれが超美味で、10月25日、11月9日も購入して酢漬けを味わっている。

10月11・25日に購入したものは、全長が26cmで体重は190g前後だったが、11月9日に購入したものは全長は26cmで同じだったが、体重が250gと、60gも太っていて体脂肪率が24%以上もあって、脂がたっぷり乗っていた。

ただ味は前の適度に脂が乗ったものの方が美味しかったので、マグロも大トロより中トロの方が美味しいように、脂も、「過ぎたるは及ばざるが如し」のようだ。


2024年11月16日 記

今年の立冬の初候は、11月7~11日。

7・8・9日は朝は冷え込み、最高気温も20℃に達しなくて肌寒い。

11月7日には例年より1か月ほど遅い、富士山の初冠雪があった。

8日には我が家の庭のツワブキの、9日には菊の花が咲いた。


8日にまたひまわりファームと舞阪の魚屋へ買い出しに出かけた。

ひまわりファームでは、晩秋らしくなってきて、蕪や柑橘類が並ぶようになった。

蕪150円、里芋200円、ナンバン唐辛子100円、柚子150円、シーカーサ120円。


蕪は本体は味噌汁に入れて、葉っぱのほうは、半分は味噌汁に入れ、半分は菜飯にした。

柚子とシーカーサは、定番のホワイトリカーに漬けて、果実酒にした。

舞阪の魚屋では、奥の方に「キス」があったので購入。

1袋11尾入り、550g。1500円。

大きいもので全長21cm。80g。


「おいしいお魚図鑑」によれば、

「キスの仲間にはシロキス、アオキス、ヤギスとあるが、ただキスといえばシロキスのこと。」
「味のほうからいえば、アオキスは、シロキスに到底及ばないから、魚屋にアオキスがでてくることはまずない。」

今回のはまぎれもなくシロキス。

旬は初夏のようだが、「10月の声を聞くと、いわば冬眠にそなえるクマのように荒食いをみせる」とのことで、晩秋のキスも脂がのって旨いようだ。

まずは三枚におろして刺身でいただく。

適度な脂と旨味で美味しい。


そしてキスといえば天ぷら。

間違いなく美味しい。


ニギス」を食べたときに、素揚げにして甘露煮にしたら、頭からしっぽまで丸ごと食べることができたので、シロキスでもやってみたら、こちらは、頭も背骨も硬くて丸ごと食べることはできず、身だけを食べることになった。


内臓は、ボリュームがないので、アラと一緒に味噌汁にしたが、脂があって旨い。

 

「シロキスの鯛」