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18 大和天神山古墳と伊射奈岐神社
上の山古墳から国道沿いに北へ、行燈山古墳(崇神天皇陵)へ向かう。

途中、こんもりした森が前方にあり、これも古墳かな、ととりあえず写真に撮り進むと、やはり、そこは「大和天神山古墳」であった。


全長103m、前方後円墳としては最古のグループに入るものだそうだ。


この古墳を境内にもつ「伊射奈岐神社」がある。


伊奘諸尊、伊奘冊尊を祀る。

伊勢神宮とほぼ同じ時期に創建された古い神社だそうで、日本武尊が東征に出陣するにさいして、ここで戦勝祈願をしたのだそうだ。


拝殿など目だった木彫りの飾りはなかったが、拝殿正面の蟇股の飾りは、蔓草模様であった。


本殿は大きく、千木・鰹木がのる。


本殿屋根には、「三つ巴」の神紋。


本殿の左右に小さな社があり、左側は、春日神社・若宮神社・秋葉神社が、右側には、厳島神社・大山咋神社・八社神社が祀られていて、少し離れて古墳の中腹に稲荷神社が祀られている。


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