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10 大神神社の大鳥居・大直禰子神社・久延彦神社
この日は箸墓古墳から桜井の駅へ戻ることにした。

途中、行きの道中では寄らなかった、大神神社の大鳥居といくつかの神社に寄りながら帰ることにした。

まずは、古い町並みを大鳥居へ向かう。

 

大鳥居は、昭和59年に立てられたもので、高さ32m、笠木の長さ約40mの巨大なもので、耐久年数1300年という途方も無いものだ。

長い参道を歩くと、二の鳥居に行きあたる。


ここから、左方向へ、「大直禰子神社(おお・たた・ね・こ・じんじゃ)」へ向かう。

大直禰子神社は「若宮」とも呼ばれていて、鳥居の扁額は「若宮社」となっている。


拝殿はお寺のような造りだなあ、と思ったら、明治まではお寺であったそうだ。


私はずっと「おおた・たねこ」と読んでいたが、「おお・たた・ねこ」であることを知る。


拝殿にかかる注連縄は両端が跳ね上がる独特なものだ。


屋根にはお寺と同じように鬼瓦がのる。


大直禰子神社から山側へ少し行くと、「久延彦神社(くえびこじんじゃ)」がある。


祭神の久延毘古命は、「世の中のことをことごとくお知りになっている智恵の大神」だそうだ。


石段を登ると拝殿がある。


屋根に載る瓦には、水流のような「三つ巴」の神紋。


吊り灯篭には、五七桐と三つ巴の紋。


学業の守護神ということで、たくさんの絵馬が奉納されていたが、智恵の神様の象徴は「フクロウ」なんだなあ。



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