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01 桜井駅~金谷集落

2010年6月13日、この頃は名古屋の実家に住んでいて、朝5:30名古屋発の近鉄に乗って、久々に遠出をして奈良県桜井まででかけ、奈良へとつづく「山の辺の道」を歩いた。

箸墓古墳や大神神社(おおみわじんじゃ)・石上神宮のあるこの山の辺の道は古代の香りの濃厚なところのようで、かねてから行きたいと思っていた。


7:55桜井駅着、寄り道をしないであるけば、桜井から石上神宮のある天理まで1日でいけるようだが、あちこち寄り道をして、三輪山にも往復2時間かけて登ってきたので、山の辺の道ルートは、桧原神社までにして、そこから西へ下り、箸墓古墳を見てから、古い町並みを大神神社の大鳥居にもどり、そして桜井駅へもどった。


桜井駅で「てくてくまっぷ 9 山の辺の道コース」という絵地図を手に入れたので、それを見ながら歩き始めた。


桜井の市街地を抜け東へ歩くと、左手に大神神社のご神体の三輪山と神社の大きな屋根が見える。


ルートには、山の辺の道のプレートがはめ込まれている。


大阪湾にそそぐ大和川の上流の初瀬川(はせがわ)が山から盆地に出て、名前も大和川に変わる所に金谷の集落がある。


川原の石段に腰掛けて、コンビニで買ったサンドイッチと珈琲で朝食にした。

大向寺橋を渡ると、規模は小さいが麦畑があった。

さすが三輪素麺の地、小麦も作っているんだなあ。。。。。。

 

川沿いに少し行くと、「仏教伝来の地」の石碑が立つ。


この地が、古代、港があったところで、様々な文物がこの地に上陸して日本に伝わった。


ここから北へ、山の辺の道が始まり、金谷の集落へ入る一番最初の民家の屋根に大黒様の飾り瓦があり、さすが大物主命を祀る大神神社のお膝元だ。


金谷は古代には海柘榴市(つばきいち)といわれて交通の要所で賑わったところであったそうだが、今は静かなたたずまいの町並みがつづく。


後で歩いた三輪の町並みもそうだが、このあたりは飾り瓦の宝庫であった。



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