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黄山山麓の古鎮めぐりで最初に訪れた宏村の中に私設博物館があって、入場料5RMBを余分に払わなければならなかったが、受付のお兄ちゃんが面白いものに腰掛けて番をしていた。 |
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初めは、風呂桶に腰掛けているのかと思い、この辺ではお風呂に入る習慣があるのだと思った。 お兄ちゃんに、これは風呂桶か、と聞くと、いや違う、と言う。 え! じゃあ、何なのか、と聞くと、暖をとるためのものだ、というので、中も見せてもらった。 |
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これは、炬燵だな。 風呂桶を改造した自家製の特製か、と聞くと、いや、どの家にもある普通のものだ、との答え。 そんなわけで、注意してみると形は色々だが、確かにどの家にも炬燵があり、宏村だけでなく、この後行った4つの村でもちゃんと各家庭に鎮座していた。 |
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世の中にはいろんな物があるものだと、嬉しくなった。 |
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