表紙 / 弥生の原郷を訪ねて / 侗族を中心にした春節時期の祭り / 15 八斗

15 八斗
八江と马胖の面包車での往復で、八江を出て次の村にも鼓楼や風雨橋があったので、まだお昼を過ぎたばかりで夕方までは時間もあることだし、のんびり歩いてその村まで行ってみた。

八江から歩いて30分たらずで、その村「八斗(ぱぁとう)」に到着。

まずは、風雨橋がある。


ここもシンボルは「鳥」。

 
 

橋の両方の入り口には、土地神などが祀られている。

 
 

災いを除外する神様の足元には、悪鬼が踏みつけられている。


橋の中央には、「関岳宮」との額がかかっていたので、「関羽」と南宋の英雄「岳飛」が祀られているのだろう。


村へ入っていくと、老夫婦がにこやかに迎えてくれた。


この家の近くに大きなガジュマルの樹神が祀られている。

 

村の中央には、鼓楼がある。


この鼓楼には目立ったシンボルはついてなく、内には中央に火処があり、奥の壁に位牌のような神棚が祀られている。

 

鼓楼の脇に戯台がある。


民家には土の塗り壁も見られた。


村のはずれに茶油をしぼる工場があり、しぼった後の「茶子餅(ちゃつぴん)」を積み上げていた。


通りすがりのおじさんが、中国の南部でみられる尺八のような竹の水パイプでタバコをすいながら歩いていたので、写真を撮らせてもらった。


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