表紙 / 弥生の原郷を訪ねて / 侗族を中心にした春節時期の祭り / 01 肇興

01 肇興
2013年12月27日10時半、いつものように義烏から夜行寝台列車で貴州省の凯里(510RMB)へ向かう。

寝台車は春節の帰省客ですでに満席。

翌朝28日8時、凯里着。

肇兴へ向かうため、即、タクシーでバス駅へ向かう。

凯里から肇兴村への直通バスは無いので、いつものように、まずは肇兴のある黎平県の県城へ行くことにする。

バスは10時発で、時間があるので、これもいつものようにバス駅近くで牛肉粉(米粉で作ったスパッゲティーのような麺と牛筋スープ;8RMB)を食べ、あとはケーキ屋でコーヒーとケーキ(23RMB)で9時半ごろまで時間をつぶす。

10時、時間通り黎平行きのバスは出発(137RMB)、高速道路で14時40分黎平のバス駅に到着。

バス駅近くのいつも泊まっているホテルにチェックイン(100RMB)。

夕方、散歩していて、アヒルの丸焼きが旨そうなので買って(25RMB)里芋の蒸かしたのも半斤(3RMB)、缶ビール2個(6RMB)を買って夕飯とする

 

翌29日、9:10のバスで肇興へ。

11:30ごろ肇興着。村は観光開発の途中で、以前とは様子が随分違っていて驚いた。

予約無しでいつもの肇洞旅館(1泊、50RMB+30RMB(エアコン使用料)、計80RMB)へ行くと、部屋にはまだ客がいるので少し待って、というのでとりあえず村を散歩することにした。

村の西の入り口のほうは池もできて公園として整備されていい雰囲気だ。


「千年侗寨 酔美肇兴」


今は車で簡単に来れるようになったが、数十年前までは細い山道しかなかった山奥で、峠を越えてこんな村が眼前にひろがれば、桃源郷と映るだろう。


侗族は木造の建物が特徴で、村の中の建物は新しくレンガやコンクリートで作られた家も木板で覆われ昔ながらの景観が保たれていて、村政府の観光開発方法はいいと思う。


お墓で見つけた「お魚の図案の太極紋」

三つ巴紋の「巴」の原型は「お魚」なんだなあ。
 

この季節は、粟や唐辛子が干されている。


肇兴は5つの鼓楼があることでも有名で、私も鼓楼のある村の美しさで肇兴が好きになったのかもしれない。
今回は、夜間はライトアップされて美しい。

村の西の入り口方から、

信団鼓楼。


智団鼓楼。


礼団鼓楼。


義団鼓楼。


仁団鼓楼


東の山の方へ少し上って全体像を撮る。


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