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09 武候祠と陳麻婆豆腐
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杜甫草堂からタクシーで三国志ゆかりの武候祠へ向った(12元)。 |
武候祠は、諸葛孔明を祀る事で有名だが、本来はその主人、劉備の墓所で「漢昭烈廟」というのが本来の名称。 |
拝観料は60元。 大門、二の門をくぐると正面に劉備を祀る「漢昭烈廟」がある。 |
左右の廊下には、蜀国の武将と文官の塑像がずらりと並び、廟の中央には「劉備」の像。 |
同じ堂内には、劉備の孫の「劉諶」の像もある。 「漢昭烈廟」の後方に「武候祠」の門があり、その奥に諸葛孔明を祀る祠堂がある。 |
武候祠の屋根飾り。 |
堂内中央に「孔明」の像があり、子の諸葛瞻と孫の諸葛尚の像もある。 |
武候祠の後方には、「三義廟」があり、劉備・関羽・張飛が祀られている。 |
祠堂が並ぶ西側に劉備の墓、円墳の「恵陵」がある。 |
境内へ入るところに立つ「ヒンプン」。 |
境内には、銅鼓が祀られていて、そこには日本の神社と同じような、縁結びやいろいろなご利益を求めて「同心鎖」や「武候祠許願糸帯」が結び付けられている。 |
武候祠に接して、「錦里」という清時代の建物を再現したみやげ物屋や食べ物屋が並ぶ浅草のような感じの街がある。 |
そこには、舞台のある茶館もあり、「変顔」もあるが、ここも夜20-21時の開演で予約が必要、ということで、一番前の席の値段を聞いてみると、480元、とのことだった。 ここの一画には銀杏の古木にたくさんの袋が奉納されている。 |
説明書きがあり、この袋は、東漢末年、長年の戦争で人民は流浪することになり、故郷を出る時には願い事を紙に書いて錦の袋に入れて家の門口に下げ、いつか故郷へ帰れることを願い、その習俗は現在まで受け継がれたそうで、錦の袋が風に一度揺れるごとに願い事が一つ叶うそうだ。 |
武候祠界隈の錦里をぶらぶらして16時ごろになり、夕飯にはまだ早いので、成都の中心「天府広場」の北、「西玉龍街」にある「陳麻婆豆腐」まで歩くことにした。 成都といえばなんといっても元祖麻婆豆腐の「陳麻婆豆腐」を食べることははずせない。 ぶらりぶらりと雨の中を1時間余り歩いて店に着く。 |
元祖麻婆豆腐、ということで木造の古い建物をイメージしていたが、店はこぎれいなちょっと高いレストランかな、という感じ。 |
私は17時すぎに着いて、まだ席は空いていたが、その後18時ごろまでには満席になったようだ。 メニューを見ると、麻婆豆腐の小は12元、大は22元。 高いものでも50~60元と、そこらの飯屋とそんなに変わらない。 私はもちろん小を頼み、ビールのつまみに成都ではまってしまった「夫妻肺片」と、野菜も食べようと蒸した青菜も頼む。 もちろん麻婆豆腐をかけて食べようと、ご飯も頼む。 ただ、つまみにしようと思った夫妻肺片より麻婆豆腐とご飯が先にでてきたのには面食らった。 |
塩味のきいた麻婆豆腐は適度な麻辛でご飯が進む。 口の中の辛さを青菜を食べて和らげて、もちろん夫妻肺片も旨くて、ビールも旨い。 〆て、65元、大変満足であった。 |
ホテルへ帰ろうとタクシーをひろおうと思ったが、夕方でつかまらない。 店の前の道はまっすぐ西へ行くとホテルにつくので、その道を歩きながらタクシーを探すが空車は来ないので、バス停で経路を見ると、撫琴路のバス停もあるのでバスに乗って帰ることにした。 乗車賃は2元だが、成都は小銭も紙幣でおつりをくれるので硬貨を持ってなくて、運賃をどうやって払おうか、といらぬ心配をしていたが、乗る時に皆紙幣を運賃箱に押し入れていたので私もそれに習った。 ワンマンバスの支払いは硬貨で、というのは私の先入観であった。 |
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10 黄龍渓古鎮 へ |