表紙 / 七十二候 / 雉始めて雊く

小寒 末候 雉始めてなく (きじはじめてなく)
小寒の末候は、「雉始めて雊く」。

キジの雄が、雌を呼んで鳴き始めるころ。

実際に高鳴きが盛んになるのは3月ごろとのこと。

私の家の周囲の藪の中にもキジの番が棲みついているが、その姿は、1年の内でも数回しか目撃できない。
いた、と思うとすぐに藪の中に入ってしまい、その姿を写真に撮ることはできないでいる。
鳴き声も印象がない。

新暦では1月15~19日ごろ。


●2021年1月21日記

今年の小寒の末候は、1月15~19日(旧暦12月3~7日)

1月8~10日の大寒波が去って、暖かくなり、16日にはポカポカと春のような陽気になった。

家の前の池に、遠目に見慣れない鳥がいると思い、双眼鏡でみてみると、なんと季節外れの亀が冬眠から覚めて甲羅干しをしていた。


こんなに早く、亀を目撃するのは初めてで、生き物たちもこのごろの季節はずれの気候に戸惑っているのだろうか?