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冬至 次候 麋角解つる (しかのつのおつる)
冬至の次候、「麋角解つる」は、大鹿の角が抜け落ちて、生え変わるころ。

大鹿は、トナカイの仲間で、その角のことを「麋角(びかく)」というそうだ。

鹿の角といえば、奈良の「鹿の角切」が有名だが、それは、鹿が発情期を迎える秋に行われるそうだ。

新暦では、およそ12月26~30日ごろ。


2022年1月22日 記

今年の冬至の次候は、12月26~30日。旧暦の11月23~27日。

26~28日は、寒波がやってきて、池では薄くだが氷も張った。

28日は、寒波の峠を越えて日中の日射しは暖かい。

28日に散歩に出ると、夏咲く花の「タカサゴユリ」が狂い咲きしていた。


春の花の、シロツメクサとナズナも花を付けている。

 
 

潮の引いた水路の干潟に、いつもは単独で見るハクセキレイの番がいた。


2023年12月29日 記

今年の冬至の次候は、12月27~31日。

21日から冷え込んでいたが、24日ごろから寒さが和らぎ、この数日は北西風も無く、ポカポカと暖かい。

27日は、舞阪の魚屋へ買い出しに出かける。

お店に入ってすぐのところにブリが〆てあったので、購入。

約3kg、65cm。2970円。


例によって、「ぼうずコンニャク」さんによれば、

「1年で32センチ前後、2年で50センチ前後、3年で65〜70センチ、4年で75センチ前後、5年で80センチを超える。」

とあり、今回購入したものは3年物のようだ。

クック編集部編「おいしい魚図鑑」によれば、

「東京市場では、20cmぐらいまでのものを「ワカシ」、40cm前後を「イナダ」、60cmほどのを「ワラサ」、90cm以上のを「ブリ」と呼ぶ。」

今回のものは、「ワラサ」にあたる。

関西では30~40cmほどのものを、大阪では「ツバス」、四国では「ハマチ」と呼んでいる。

養殖ハマチが有名だが、ハマチ養殖の元祖は、昭和2年に香川県引田町の野網和三郎さんということで、四国での「ハマチ」という呼び名が使われようになったらしい。

寒ブリは脂がのっていることで有名だが、ワラササイズではまだそんなに脂はのっていなかった。

大きな魚は3枚におろしすのも大変。

とりあえず、刺身で食したが、まだ死後硬直していて、コリコリ。

しかっり噛みしめていると旨味が出てくる。


内臓は例によって甘辛く煮付ける。


半身は刺身用、もう半身は短冊に切って味醂醤油に漬けて、夜は照り焼きにした。

オーブントースターで15分焼いたが、結構厚切りなので中まで火が通っていなかったので電子レンジで2分、いい塩梅に火が通って、旨い。


アラは28日にひまわりファームへ行って大根を仕入れて定番のブリ大根にした。

これがまた旨い。


この日は、お正月用にカズノコも仕入れた。

300g、2300円。


ひまわりファームで仕入れた野菜で、新物は「芽キャベツ」。

これだけ買って、730円。

電子レンジでチンしてマヨネーズで食べたり、おでん鍋にいれたりしている。