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小雪 次候 朔風葉を払う (さくふうはをはらう)
小雪の次候、「朔風葉を払う」は、冷たい北風が、木々の葉を払い落とす頃。

朔風の「朔」とは、北という意味で、木枯らしのこと。

新暦では、およそ11月27日~12月1日ごろ。


●2021年12月23日 記

今年の小雪の次候は、11月27日~12月1日。旧暦の10月23~27日。

12月8日にデスクトップパソコンが起動しなくなり、HPの更新が滞ってしまった。

この数年は、アマゾンで中古のパソコンを買っていて、2,3年は持つと思っていたが、今回は11か月でダメになってしまった。

以前、、長年使ってきたPCが壊れ修理にもっていったとき、随分古い機種だから直してもまた他の部品が壊れる可能性が高い、ということで、修理費のことも考えれば、2・3万円のOffice付きの中古を買ったほうがよさそうと判断した。

ただ、そのとき店の人から、ファイルを保存しているハードディスクは生きている可能性がたかいので、ハードディスクを取り出して、ハードディスクケースに納めればデータが生き返りますよ、と教えてもらい、さっそくそれを購入してハードデスクをセットしてもらい、やり方も見て覚えた。

それ以来、PCが壊れてもデータを失うことがなくなり、中古のPCでも怖くなくなった。


さて、11月28日から冷え込んで、北西風も吹いて、家の外壁に這っているいる紅葉していた蔦の葉っぱも払い落とされた。


このところずっと一日に一回は「おでん鍋」にしていて、おいしい厚揚げとガンモドキがある地元産品を売る「よらっせ」へ寄ってみた。


「ター菜」と蕪も鍋には合うので購入。


「よらっせ」では、浜名湖の水産物も売っていて、この日は8cmほどのイワシの若魚も売っていたので、これは唐揚げで食べれば旨いだろうと、購入。


まるごと頭も骨も柔らかく、旨い。

残ったものは、後日、味噌汁に入れていただく。


唐揚げにするときに、パックの底に1尾、「白魚」がへばりついているのを発見。。

1尾だけだから、そのまま口にいれて、ほのかな味を楽しむ。


2023年12月2日 記
 
今年の小雪の次候は、11月27日~12月1日。

朝は12~13℃ほどに冷え込むが、日中は晴れて比較的暖かい。

家の壁の紅葉した蔦の葉っぱもまだ残っている。

28日に、11月2日に塩麴漬けにしておいた「ミノエビ」、17日に漬けた「アオリイカ」、22日に漬けた「鯵」を食べてみた。

臭みは無く、塩辛ほど塩辛くなく、お酒のお供にはもってこい。

30日は、また舞阪の魚屋へ買い出しに出かけたが、その前に野菜類も仕入れようと、ひまわりファームに寄る。

これだけ買って、960円。


今回は、金柑と春菊がこの季節らしい。

春菊、蕪、里芋は「おでん鍋」の具で、ジャガイモ、玉ねぎはアミカで買ってきた牛筋とニンジンの残りでカレーで、サツマイモはふかし芋で食す。

金柑は、例によってウォッカ漬けにして金柑酒とする。


そして、舞阪の魚屋へ。

この日のお勧めはヒラメ。

前回、カレイと思ったバンコカレイはヒラメの類だったが、今回は「本ヒラメ」とのこと。

活で1尾、625g、39cm。2160円。

いきがよくて入れてもらったビニール袋を破ってしまうので、その場で〆てもらった。


ぼうずコンニャク」さんによれば、「究極の美味」とある。

1m前後まで大きくなるそうで、クック編集部編の「おいしい魚図鑑」によれば、

「寒ヒラメは脂がのり、身がしまってとくに旨い。・・・・・・。ヒラメの成熟は生後3年といわれ、産卵に関係のない2年子は夏に向かっても味が落ちない。東京ではこの小柄なヒラメをソゲと呼ぶ。」

今回のヒラメは、2年子の「ソゲ」のようだ。

半身を刺身で、頭と残りの半身は煮つけでいただく。

刺身は甘味、旨味があり上等。

煮つけは、脂も適度にのって、旨いが、特に肝臓が旨かった。


私は冬のボラが好きで、そろそろ入らないかと期待していたら、この日、この冬初めて入ったというボラが並んでいた。

1尾、360g、33cm。1袋4尾入り、450円。


ぼうずコンニャク」さんの評価では「非常に美味」とある。

「おいしい魚図鑑」によれば、

「ボラは、3~6cmぐらいのものを、「オボコ」「スバシリ」、20cmぐらいのものは「イナ」、30cmに達するとやっと「ボラ」と呼ばれ、もっと大きくなって50、60cmになると、とどのつまりという意味で「トド」」

高橋治著「青魚下魚安魚讃歌」によれば、

「秋から冬に移る頃のボラの肉はくさいどころか、その辺の魚が群れて逆立ちしても追っつかないほど美味い。泥くささなど微塵も感じないうえに、適度に脂がのっていて、一度味をしめたら忘れられるものではない。しかも、ボラ特有の刺身にした時の皮の下の紅みがなんとも美しい」

まずは、ヒラメとともに刺身でいただく。

ヒラメはもちろん、ボラも負けないくらい旨い。

初日は両方とも厚切りで食べたが、ボラはボラは身が締まってコリコリした感じで食べにくかったので、2日目は薄切りにして正解。


ボラは1尾は刺身にしたが、残りの3尾は味噌を味醂で溶いて、味噌漬けにして、味噌焼きで食す。

去年、ボラの味噌漬けをやってみて、旨かったので今年もそうしてみた。

冷蔵庫にいれておけばけっこう日持ちするので重宝する。

 

ボラのアラは、例によって味噌汁で食す。

適度に脂がのっているので、コリコリした「ヘソ」とともに美味しくいただいた。