表紙 / 七十二候 / 虹蔵れて見えず |
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「小雪」とは、寒さが進み、そろそろ雪が降り始める頃のこと。 その初候、「虹蔵れて見えず」は、虹を見かけることが少なくなるころ。 北陸では、冬季雷(とうきらい)と呼ばれる雷が増してくるそうだ。 新暦では、およそ11月22~26日ごろ。 |
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●2021年12月4日 記 今年の小雪の初候は、11月22~26日。旧暦の10月18~22日。 22日に雨が降ったが、ほかの日はおおむね晴れ。 24日に強い北西風が吹いて、冷え込んだが、風が止むと日中はポカポカと暖かい。 旧暦の10月のことを「小春」といって、暖かな日射しに包まれた陽気になり、そんな日を「小春日和」というそうだが、まさにこのところは小春日和の日が続き、家の外の揺り椅子でユラユラと暖かい日差しを浴びて昼寝をする至福の時を味わえる。 晩春から夏、そして秋までは、外でのんびりすると沢山の蚊に襲われて、のんびりどころではなくなるので、この季節の日向ぼっこが一番いいようだ。 11月23日は、秋の収穫に感謝を捧げる「新嘗祭」の日。 その年に収穫された新米や新酒を、天地の神様に捧げる。 散歩をすると、そこいらじゅうの道端に「ホトケノザ」の花が咲いている。 「開花は、3~6月だが、暖地では冬にも開花する」ということで、ここ浜松は温暖な地で、咲いていてもおかしくはない。 小春日和が続くと春の花が勘違いして、咲きだすこともあり、小春日和の早咲きは「帰り花」や「忘れ花」、「狂い咲き」などと言われるそうだ。 |
散歩コースの道端に生えている「ハマヒサカキ」の小さな花が咲き始めた。 散歩を始めた今年の2月から、黄緑色の小さな実を付けていて、それがいつまでたってもそのままの状態で、いつ実が熟して、いつ花が咲くんだろうと思っていたが、冬になって実が熟して、それと同時に花を咲かせる、ということを知った。 |
家の前の池にいる「コガモ」の雄の顔が地味な色からきれいな色にに変わった。 |
近くの池には「カイツブリ」が葦の茂みから出たり入ったりしている。 |
水路にいたヒドリカモの群れがいなくなり、キンクロハジロとホシハジロが群れている。 |
このところいつも浜名湖の杭に「セグロカモメ」がとまって、睨みをきかせている。 |
船着き場には漁師さんが捨てる小魚を目当てに「カモメ」もやってくる。 |
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● 2023年11月23日 記 |
今年の小雪の初候は、11月22~26日。 18~20日は強い北西風が吹いて寒かったが、22日は暖かい小春日和になった。 18~21日は夜勤のバイトがあって、22日帰宅して早速舞阪の魚屋へ買い出しに出かけた。 唐揚げや煮つけで旨そうなカレイのような魚が並んでいたので、購入。 全長30cm、330g。3尾で900円。 |
お姉さんにこれの名前を聞くと「バンコカレイ」とのことで、やっぱりカレイなんだと思った。 帰ってからネット検索してみたら、カレイではなく、「ガンゾウビラメ」というヒラメの類と判明。 そういえば「左ヒラメの右カレイ」で、目が左側に付いている。 体の中心のちょっと左寄りに「黒い斑点」のあるのが特徴のようだ。 旬は秋から早春の寒い時期で、今はちょうど旬のはしりのようだ。 3尾あったので、1尾は刺身、1尾は煮つけ、1尾は唐揚げでいただく。 刺身は淡白だがまずまず。煮つけと唐揚げは旨い。 |
この日は大きな鯵もあって、購入。 全長37cm、408g。2尾で1280円。 |
とりあえず三枚におろして4枚で、1枚をバンコカレイと共に刺身で食す。 |
鯵の旬は初夏ということで、この時期は脂がなく淡白。 残り3枚はフライにしようと思う。 |
アラは例によって味噌汁にして旨い。 |
このところずっとコノシロの酢漬けが気に入っていてこの日も購入。 全長27cm、187g。6尾300円。 |
うち1尾の頭にピンク色の塊が付着していて、これが何だかわからない。 |
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