表紙 / 七十二候 / 鴻雁来る

寒露 初候 鴻雁来る (がんきたる)
「寒露(かんろ)]とは、露が冷たく感じられてくるころのこと。

空気が澄み、夜空に冴え冴えと月が明るむ季節。

その初候、「鴻雁来る」は、雁が北から渡ってくるころ。

その年初めて訪れる雁を、初雁(はつかり)という。

新暦ではおよそ10月8~12日ごろ。

10月第2日曜日に、愛知県長久手市の3地区のどこかで交代で「警固祭り」が行われ、私は2011年10月9日に、「上郷の警固祭り」を見に行った。


2021年10月23日 記

今年の寒露の初候は、10月8~12日。旧暦の9月3~7日。

この間、おおむね晴れたり曇ったり、日中は暑く、朝晩は涼しい日々。

8日、庭の「秋名菊」が咲く。


柿も色づいてきた。

年々実の数が増えて、今年は10個なっている。


ススキの穂には、小さな花が付いていることに気が付いた。


家に周りや、そこいらじゅうの空き地、道端に「セイタカアワダチソウ」が花を咲かせ始めた。

明治時代にアメリカからもたらされたそうだが、以前、映画の「座頭市」の何作目かを観たときに、映画の冒頭でセイタカアワダチソウが一面に咲いて黄色く染まる画面を行く座頭市に刺客が襲い掛かり、一立ち回りがあるシーンがあって、江戸時代にセイタカアワダチソウがあったんだろうか、と無粋な疑問を抱いたことがあった。

セイタカアワダチソウには、邪魔な雑草と思っていたが、色々な薬効があるようなので、利用しないともったいないようだ。

このところ、色々な野草や野菜くずを煮出してスープを作って飲んでいるので、これの葉っぱも加えようと思う。


そこいらじゅうの道端に「メリケンカルカヤ」がまっすぐの穂を出している。


春に花が咲いていい香りをただよわせていた「ノイバラ」の実が赤く色づいてきた。

この実は、お茶にして楽しめるようだ

「ビタミンCが豊富に含まれていて、その量はレモンの約20倍以上ともいわれ、「ビタミンCの爆弾」という別称がつくほど」

とのことで、これも利用しないともったいないな。

「マルバシャリンバイ」の実も紫色に色づいてきた。

これも食べられるか、とネットで調べると

「ほんのり甘味があるそうだが、可食部がない」とのこと。

特別な薬効があるわけではないようなので、これはたべずにおこう。


庭のミントの花に、「シリアゲコバチ」が来訪。


今年最後に見たトンボは、「アキアカネ」。

ナツアカネかもしれないが、とりあえずは、秋、ということで、アキアカネにしておこう。


蜘蛛の子が散らしていた。

ボールのように密集していたが、私が近づくと、ボールが膨らむように蜘蛛の子が散らかる。


9日の散歩で、「モズ」が姿を現した。

冬には北日本のものや山地のものは、南下したり山麓へ下りてくるそうだ。


ひまわりファームで栗がたくさん手に入ったので、甘く煮たが、そうだ「栗きんとん」を作ってみようとネットで作り方をみると、「くちなしの実」が必要のことで、アマゾンで取り寄せ、10日に届いたので、サツマイモも買ってきて、早速作ってみた。

栗を甘煮にするときに、渋皮を向かなかったので、その煮汁が少し茶色になっていたので、きんとんの色がすこし悪くなったが、砂糖ひかえめで、初めてにしてはまずまずの出来。

朝食でトーストにのっけて美味しくいただいた。