表紙 / 七十二候 / 雷乃声を収む

秋分 初候 雷乃声を収む (かみなりこえをおさむ)
秋分とは、春分と同じく、昼夜の長さが同じになる日のこと。

これから、しだいに日が短くなる。

その初候、「雷乃声を収む」は、夕立に伴う雷が鳴らなくなるころ。

新暦では、およそ9月22~27日ごろ。

秋の歌、といえば愛楽団の「秋天的童話」。

散歩のときは思わず口ずさんでしまう。


2021年10月9日 記

今年の秋分の初候は、9月22~27日。旧暦の8月16~27日。

日中は暑く、朝晩は涼しい日々。

27日になってもツクツクホウシが鳴いている。

散歩では、ツバメもまだ見ることができる。

家の前の池には9月に入って毎日カルガモが来ているが、24日、一回り小さな鴨がいて、念のため写真を撮っておいた。

「コガモ」のようだが、体色が違うので、何だろうと思ってネットで見てみると

「他のカモがそうであるように、日本へやってくるときはメスと同じような色で、やがてオスは美しい姿にかわり、メスへの求愛(ディスプレイ)をはじめます。」

ということで、合点がいった。

春に去っていったコガモが戻ってくる季節になった。


家の庭にシジミ蝶が飛び交っていて、これも念のため写真に取っておいたら、3種類いることがわかった。

「ツバメシジミ


こちらは、「ヤマトシジミ」だろうか?

シジミ蝶は羽の裏側を見たほうが種の同定がやりやすいようだ。


ウラギンシジミ


ハーブのローズマリーの花に「スズメ蛾」の仲間の「オオスカシバ」が来訪。

ホバリングばかりしていて、なかなか花に止まらない。

道端のあちこちで、葉っぱはヨモギのようだが、花穂が大きく伸びている野草があって、「PictureThis」してみると、「オウシュウヨモギ(欧州蓬)」と出た。

食用にもなるようだが、アレルギーも引き起こすとかで、触らぬ神に祟りなしだな。


25日を持って、今年の栗の収穫は終わった。

食べられるのは6個。昨年より1個増えた。

いがぐりは20個以上ついたが、実はこれだけ。

来年は肥料をまいてみよう。


葛の花をウォッカに漬けておいた「葛花酒」が飲み頃になった。

これがいい味で、ウオッカ1本分ではすぐになくなってしまう。

来年はもっと漬けこもうと思う。