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処暑 次候 天地始めて粛し (てんちはじめてさむし)
処暑の次候、「天地始めて粛し」は、ようやく暑さが収まりはじめるころ。

新暦では、およそ8月28日~9月1日ごろ。

立春から数えて210日目を「二百十日(にひゃくとおか)」と言って新暦では9月1日ごろ、台風襲来の危険性の一番多い時期で、「日本民俗資料事典」によれば、

「風水害の少ないように祈願することがあり、これを「風まつり」というのが一般的である。・・・・・・・奈良の纏向の「穴師神社」をはじめ、延喜式神名帳にのせられている諸国の穴師神社も風神を祀ったもののようである。伊勢の風神、竜田の風神も古来有名である。」

古い時代には、台風のことを「野分(のわき)」と呼んでいた。


2021年9月16日 記

今年の処暑の次候は、8月28日~9月1日。旧暦の7月21~25日。

27日から始まった晴れて、猛暑が31日まで続いたが、9月1日なって曇り、やっと猛暑が和らいだ。

27日まではクマゼミが鳴いていたが、28日からはその声はなくなった。


散歩をしていて、家の近くの藪のなかに、ブドウのような実が垂れていて、美味そうだな、と思ったので、念のため食べれるかどうか「PictureThis」してみると、この植物は、「カミエビ」、一般名は「アオツヅラフジ(青葛藤)」といい、この実は「有毒」であるとのこと。

すぐに口に入れなくて良かった。


家の庭のススキはまだだが、あちこちで穂を出し始めた。


そこいらじゅうの道端には、ニラが花を開いている。


浜名湖の潮の引いた水辺にアマモが生えているのが見られた。


家の庭のつる草の葉(「PictureThis」では場所を変えてみても「大豆」とでてるがつる草だからそれはないだろう、と今のところはその名称は不明)にマメコガネがいた。


散歩していて、道端に「トガリネズミ」の死骸がころがっていた。

トガリネズミは、鼠ではなくモグラの仲間であるそうだ。


1日、スーパーのベイシアで「秋鮭の白子」を購入。

秋鮭は漁の旬だが、味の旬は春で、「この時期は魚卵に栄養が行くため、親の白鮭の旨みが半減するともいわれています。」ということで、切り身は買わずに白子にした。

鮭の白子は、色々と体に良い成分があるそう

白子をさっと茹でてから冷蔵庫で冷やして、酢醤油とワサビ、青紫蘇でいただいているが、冷蔵庫に3日ぐらい置いたものが旨味が増して美味い。

今のところベイシアへ行って鮮魚コーナーに並んでいれば、迷わず購入して、芋焼酎の「あて」で味わっている。

 

地元野菜のひまわりファームへは28日に買出しに出かけた。

茄子や胡瓜は姿を消して、定番外の秋の野菜は、サツマイモ(100円)と落花生(200円)。

サツマイモは、少し傷あり、の地元ならではの安売り。

殻付きの落花生は、中国にいたころの定番の、殻のまま茹でて、ビールの「あて」に。

栗も売っていたが、家の庭に栗の木があってイガグリも10個以上付いているので、それの収穫を期待して、この日は購入するのをやめた。