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小暑 初候 温風至る (おんぷういたる)
 
「小暑」とは、梅雨が明けて本格的に夏になるころのこと。

その初候、「温風至る」は、夏の風が、熱気を運んでくるころ。

梅雨明けごろに吹く風を、「白南風(しろはえ)」と呼ぶそうだ。

それに対して「黒南風」は、梅雨時に吹いて黒雲を運ぶ、湿気の多い風。

新暦では、7月7~11日ごろ。

毎年7月11日には、三重県津市白塚町で「やぶねり」という祭りが行われ、私は2012年に見に行った。


2021年7月17日 記

今年の小暑の初候は、7月7~11日、旧暦の5月28日~6月2日。

毎年7月16日前後に初鳴きがある、クマゼミの初鳴きが、今年は7月11日にあった。

家の近くで鳴いていたが、パタパタと我が家の庭に飛んできて、センダンの木にとまって鳴き始めた。

子供のころは、名古屋に住んでいて、セミと言えば、ニニゼミかアブラゼミだったが、ここ浜名湖東岸ではクマゼミが主流になっていて、アブラゼミは時々見るが、ニイニイゼミは見たことがない。


この間の前半はまだ雨もよいだったが、10日から晴れが続いている。

10日は、久々に散歩に出た。

水路ではハゼ釣りの釣り人が2人。


2~3分おきに連れていて、結構釣れるもんだなあ、と思う。

釣り人に話しかけて、写真を撮らせてもらう。

釣果を見せてもらうと、小型のマハゼの中に1尾大きなのがいるので、これは何か、と聞いてみると、「ウロハゼ」といい「ダボハゼ」ともいうことのこと。

「ウロハゼは、7月までの夏のハゼで、まだ小さいけど、これからはマハゼの季節になる」と教えてもらった。


田んぼは緑が濃くなってきて美しい。


田んぼの中に「ジャンボタニシ」と思われるタニシがいる。


浜名湖の護岸堤の上で、ナミアゲハが鳥が吐いたのか魚の身にたかっていた。


その堤防脇の土手には、メマツヨイグサ(雌待宵草)が花を咲かせている。


うちの庭のタラの木が花を咲かせ始めた。

 

ハーブの「スウィートバジル」も花を咲かせ始めた。

バジルは、1年草で、毎年5月の連休明けに苗をホームセンターで買ってきて植えている。

バジルはチーズやトマトとよく合うのでピザトーストやスパゲッティー、モッツァレラチーズ入りサラダなどいろいろ使えて重宝している。

 
 

家の道路わきに勝手に生えている「ホルトノキ」が花を咲かせ始めた。

ウキペディアによれば、

「和名ホルトノキの由来は、元来はオリーブの木を意味する「ポルトガルの木」が転訛したもので、江戸時代の学者平賀源内が本種をオリーブと誤認して、ホルトノキとよばれるようになったものである。「ホルト」とはポルトガルのことを意味し、平賀源内による命名とされている」


庭では、「ショウリョウバッタ」を見つけた。


イチジクの木に、「アオバハゴロ」というウンカの仲間がたかっていて、それを狙っているのか、カマキリが接近してきた。


イチジクの木には、蛾がとまっていたが、種類は不明。


タイムの花には、「ヒメトガリノメイガ」がとまっている。

この蛾は花で吸蜜するそうだ。


チャバネセセリもいる。


トゲカメムシと思われるカメムシも発見。


栗の葉っぱが丸まっているので、失礼して中を見てみると、虫の幼虫がいた。

 

薔薇の茎に、薔薇の木に産卵するという、「ニホンチュウレンジバチ」を見つける。

 

7日は、「ひまわりファーム」で夏野菜を仕入れる。

この日は、トマトなど定番に加えて、新たに出てきた空芯菜(100円)、オクラ(110円)、シシトウ(100円)も購入。


空芯菜は、豚レバーと生姜焼とともに醤油炒めで美味しくいただいた。


シシトウとオクラは、茄子、玉葱、買ってあった残りのイワシとともに天ぷらで。


9日には、スーパーのベイシアで「小鯵」を見つけたのでスルメイカとともに購入。


私は、小鯵の唐揚げが大好きで、この日はさっそく素麺とともに唐揚げでいただいた。

小鯵は、この時期浜名湖でも獲れて、毎年この時期は楽しみにしている。

素麺は、ゆでたものに麵つゆをぶっかけて、胡瓜の糠漬けと青紫蘇をのせていただいた。


スルメイカはスパゲッティーの定番になっていて、スーパーで見つけると買って、冷凍しておいてしょっちゅう食べている。

このところ買っているものは墨を吐いてしまっているが、肝臓の旨味で、醤油をちょっと垂らすだけの味付けで美味しくいただける。

この日は、シシトウも一緒に炒めて青紫蘇をたっぷりのせて、美味。