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芒種 初候 蟷螂生ず (かまきりしょうず)
芒種とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。

稲の穂先にある針のような突起を、芒(のぎ)という。

芒種の初候は、「蟷螂生ず」、カマキリが生まれるころ。

新暦では、およそ6月5~9日ごろ。

毎年6月5日には、名古屋の熱田神宮で例祭が行われて、私は2011年の6月5日に見物した。


2021年6月11日 記

今年の芒種の初候は、6月5~9日、旧暦の4月25~29日。

家の庭では、8日に今年生まれと思われるカマキリの子供が見られた。



田植えの終わった田んぼにはカルガモがやってきて、自然の「カルガモ農法」になっている。


野鳥では、散歩の途中、道を歩いて横切るキジに出くわした。


家の庭では、フェンネルが花盛り。

昨年は1mほどにしか伸びなかったが、2年目の今年は2mを越える大きな株に育った。


以前は庭でトマトなど夏野菜を作っていたが、野菜は地元野菜を売る店で新鮮なものを安く買えるので、スーパーでもどこでもあまり売っていないハーブ類を植えることにしている。

ハーブの「ヤロウ」も花を咲かせた。

ヤロウは、朝日新聞社刊「ハーブ、新来の香草たち」によれば、

「ヤロウには収斂性と止血性があり、切り傷からの出血を止め、傷口を塞ぐ力がある。中世期には、魔法の植物と考えられていて、悪魔や魔女を追い払う強い魔力をもっていると広く信じられていたようである。」

若葉はゆでたり、煮たり、油いためにして食べたりするそうだが、味は苦くて香りもないので、私はほとんど口にしない。

一昨年、ひまわりファームで、オレガノ、ヤロウ、レモンバームの苗を見つけて購入、三種を並べて植えたら、昨年はヤロウがどんどん勢力を増して、食べたら美味くないので、ヤロウを別のところに移植したが、その株は枯れてしまい、今年はもと植えてあったところから茎が一本伸びてきて花を咲かせた。

今年は、オレガノとレモンバームが勢力を競っている。


ジャンボニンニクも葱坊主のような花を咲かせ始めた。

ウキペディアによれば

「無臭ニンニクやジャンボリーキという呼称で販売されているが、ニンニクとは別の種で、リーキと同じ種(Allium ampeloprasum)の別変種である。背が高く中実の花柄と広く平らな葉はリーキによく似ているが、ニンニクに似た鱗片からなる大きな鱗茎を作る。

これもひまわりファームで食用に購入したものだが、味も匂いも無い、味気ないものだったので、食べずに残ったものを試しに庭に植えておいたら、2年目の今年は、大きな株に育った。

 

庭のナンテンも花が開き始めた。


ハーブの仲間の「アーティチョーク」は、大きな蕾を付けてずいぶん経つが、どうも「ヤガ」の仲間の毛虫にやられて、花は咲かないまま終わってしまいそうだ。

アーティチョークは、開花寸前の蕾を切り取って、塩少々を入れたお湯でゆでて食べるのだが、3年前の苗を植えた年はいくつか蕾を収穫することができて、茹でて食べてみたが、これも特に美味しいものでもなかったので、食べないでいる。

昨年は夏前に枯れてしまったが、根っこは生き残っていて、今年は大きな蕾を付けたので、花が咲くのを楽しみにしていたが、期待外れに終わった。

 

散歩コースでは、「キカラスウリ」が花を咲かせていた。

「PictureThis」では、「トウカラスウリ」と出たが、ネットで確認すると、葉っぱの形から判断して、「キカラスウリ」としたほうがよさそうだ。

ウキペディアによれば

「結実後2ヶ月程度で黄変し、9~11月頃には黄熟する。熟した果実の種子周囲の果肉部分には甘みがあり食べる事ができる。但し、同じウリ科の植物であるメロンと同じように、過熟により舌や口内の粘膜を強く刺激する物質(ククルビタシンD)が生成するため、注意が必要である。」

とのことで、秋には実を食べることができるかもしれない。


散歩の道端では、夏の花、「欧州マンネングサ」が花を咲かせている。


家の近くの池では、真っ赤な「ショウジョウトンボ」に出会う。


マルバシャリンバイの葉っぱには、テントウムシの蛹が付いていた。

植物は、「PictureThis」で簡単に検索できるようになったが、虫類もそんなアプリはないだろうかと思っていたら、Googleにも写真で検索できる機能があることに気づいて、パソコンに映した画像をスマホで写して検索できるので重宝している。


レモンの葉っぱにいた芋虫は、クロアゲハかと思っていたら、大きくなって、「ナミアゲハ」の幼虫と判明。


イチジクの葉っぱには黒ナマコのような毛虫が付いている。

結構特徴的な形をしているので、すぐにわかると思ったが、これは何の幼虫かは不明。


庭のあちこちに「アシナガグモ」がいる。

 

ウナギの養殖場横の排水路で、「モクズガニ」を見つけた。


9日にベイシアへ買出しに出かけて、体長30cmほどの新鮮な「カマスの開き」を売っていたので購入。

ネットで調べると、鰭の位置から、「アカカマス」と判明。

旬は、「アカカマスの産卵期は初夏から夏で、水揚げは通年されているようですが、旬は脂がのってくる秋から初冬辺りまでと、活発に捕食し産卵に向けて栄養を蓄える春でしょう」

ということで、今は産卵期で時期外れ。


「一塩して一夜干しにしてください」といった状態で売られていたので、要望に応えて、一塩して冷蔵庫で保存。

2尾あったので、10日、11日と2日にわたって1尾ずつ、焼いて食べたが、2日目のほうが旨味が増していた。

時季外れで身はパサパサしていたが、冷蔵庫で寝かした分いい味になっていた。

自家製のポテトサラダにハーブのタイムを散らして、胡瓜は中国風にラー油、醤油、黒酢、刻みニンニクで「涼拌黄瓜(りゃんばんほわんくわぁ)」にして芋焼酎とともに美味しくいただいた。


2024年6月14日 記

今年の芒種の初候は、6月5~9日。

5~8日は晴れたり曇ったり。9日には小雨が降ったりやんだり。

6日、庭のブルーベリーの実が熟してきて、まずは4粒食す。

甘酸っぱくて美味しい。

去年は1粒も実がならなかったが、今年は30粒ほど食べれそうだ。


7日、またひまわりファームと舞阪の魚屋へ買い出しに行く。

ひまわりファームでは、夏野菜が色々と並ぶ。

ラッキョウ1kg(650円)、南瓜(250円)、トウモロコシ(170円)、茄子(170円)、胡瓜(120円)、玉葱(200円)。


ラッキョウは、今年初めて甘酢漬けにしてみた。

かぼちゃは、定番の麺つゆで煮物に、トウモロコシも定番のバターを足してトウモロコシご飯。


舞阪の魚屋では、大きなアジがあったので刺身で美味そうだと購入。

全長35cm、440g、2尾で1320円。


1尾は卵を持っていて、もう1尾は精巣が発達してきていた。

 

石黒正吉著「魚介譜」によれば、マアジの旬は、「初夏から8月、1年中で一番うまい。」。

同書によれば、「鯵のたたき」は、

「漁師は船の上で、漁れたての、まだかたく(死後硬直)ならず、うま味もでないやわらかい身に、長葱や生姜を入れて、細かくたたいて味を出して食べる。この即席の野戦料理を、有名な料理の先生が「鯵のタタキ」としてテレビで紹介したので、全国にひろがり、高級料理に出世した。まだ6、7年前のことだ。(同書は1982年発行だから1975年ごろの話になる)」

クック編集部編「おいしい魚図鑑」によれば、孵化した稚魚は、ミズクラゲ、ユウレイクラゲ、エチゼンクラゲなどのクラゲのカサの下で暮らす習性があるそうで、一匹のクラゲの回りに数十匹、時に427匹も隠れていたという記録があるそうだ。


とりあえず、刺身で。

脂がのって旨い。


2尾を三枚におろして、片身は刺身にしたが、残りの3身は1日1身ずつタタキにした。

ぶつ切りにした身に庭に生えている青紫蘇とスーパーで買ってきた生姜と茗荷を混ぜてひとたたき、醤油をちょこっとたらして、旨味が増して超美味。

ただ、3日目には味が落ちた。


内臓は定番の煮付け、頭とアラはこれも定番の味噌汁。

脂がのっているので旨い。

 

味噌汁のアラをつついていて見つけた「鯵の鯛」。