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熱田神宮 祈年祭

2013年3月17日、熱田神宮の「祈年祭」を見に行った。

 

祈年祭は、熱田神宮のHPによると、

祈年祭は「としごいのまつり」ともいわれ、一年間の五穀豊穣を祈る祭りです。熱田神宮では、本宮はもとより農業の神様をお祀りする御田神社をはじめ全ての摂社末社で祈年祭を執り行っております。春の祈年祭と秋の新嘗祭は日本古くの農業神事で全国で行われております。

日本では古く、春のはじめになると神様は里に降りられ暮らしを見守り、秋の収穫が終わると山に還られると信仰されてきました。祈年祭は、春の農作業のはじまりに豊穣を祈って祭りが行われます。

午前10時より、本宮・別宮をはじめ境内外全ての神社(43の摂社末社)で祈年祭が行われます。そして、午後2時より御田神社(みたじんじゃ)のご神前にお供え物があげられ「烏喰(おとぐい)の儀」「韓神舞(からかみまい)」が舞われます。

 

烏喰(おとぐい)の儀については、

御田神社の祈年祭・新嘗祭では、お供え物はまず烏に食べさせる信仰が残っており、祭員がホーホーと烏を呼びながら、御供(ごく)を土用殿の屋根の上に投げ上げます。

 

本社殿では奥の本殿の神事は見ることはできない。

私は、午後の「御田神社」での神事を見たかったので、本殿での神事が終わった後は、境内にある、定番の「宮きしめん」で昼食にする。

食後、宮きしめん横の池のベンチに腰掛けていると、雅楽の音が聞こえてきたので八剣宮へいくと、ここでも祈年祭の神事が行われていた。

13時前まで境内のベンチに横になり休憩してから、御田神社へ行くと、以前はなかった「こころの小径」という遊歩道が開放されていて、本殿の北西後方に位置する,

天照大神の荒魂を祀る「一之御前神社」に初めて参拝した。

13時すぎに御田神社前に戻ったが、神職が祭祀の準備をしているのみでカメラマンは一人もいない。

 

警備の人が、神職が神前に来てお祓いをしてすぐ烏喰の儀のため二人の神職が土用殿のほうへ行く、と教えてくれたので、私は少し上ったところにある土用殿の前で神事が始まるのを待った。

 

14時、太鼓の音が聞こえて、神職が御田神社の神前にやってきて、神事が始まった。

「韓神舞」というのは、雅楽にのせた舞ではなく、若い神職が両手に榊を持って、東・東南・東北と三方向に鳥が飛び立つような仕草をする。

 

また本殿に向けての祝詞に加えて、東南(辰巳)の方向に向かっても祝詞が奏上された。