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熱田神宮 酔笑人神事

2011年5月4日、夕暮れ時の19時から、熱田神宮で酔笑人神事が行われたので見に行った。

 

「酔笑人」は、「えようど」と読むが、何故、「ようえど」ではないんだろう。。。。。

 

守衛のおじさんに聞いたところでは、例年30人ほどが見に来ている、ということだったが、この日は多くの若者がいて、100人以上が見に来ていた。

 

神事は暗闇のなかで行われ、オホ(私にはアハと聞こえたが)と言う声のあと、カチ・カチ・カチと木を打つ音が聞こえ、ピーヒョロリと笛が鳴って、ワッハッハと大笑いが響く。

 

この神事は影向間社・神楽殿前・別宮前・清雪門前の4ヶ所で同じように行われるので、我々も神職の行列について歩く。

この神事は、熱田神宮のHPによると、

 

「俗に「オホホまつり」「於賀斯(おかし)まつり」とも呼ばれます。祭員各自が神面を装束の袖に隠し持ち、内2人が袖の上から叩いて「オホ・オホ」と唱え、笛を合図に全員が大声をあげて笑う神事です。

この神事は、故あって天智天皇7(668)から皇居に奉斎されていた草薙神剣が、天武天皇朱鳥元年(686)に再び当神宮に還座され、当時の神宮関係者が歓喜笑楽したという故事を今に伝えるものです。」

 

「故あって」というのは、以前も書いたが、新羅僧道行が熱田社から草薙の劔を盗んだが、失敗して皇居に納められていた、ということ。

http://blogs.yahoo.co.jp/nabesan88com/51464807.html

http://blogs.yahoo.co.jp/nabesan88com/51621337.html


「再び当神宮に還座され」というのは、天武天皇が病気になり、それは草薙の劔の祟りである、ということで、熱田神宮にもどされた、ということ。

 天武天皇はこの病で崩御したそうだから、暗闇のなかで笑う、というのは、なにか呪いが成就した笑いなのだろうか。。。。