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熱田神宮 鈴之宮の茅の輪くぐり

2012年7月31日夕方、熱田神宮の南東に位置する境外末社の「鈴之御前社(れいのみまえしゃ)」で、夏の疫病除けの神事、「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」があった。

 

神事は18時から、ということで、4時半ごろ家を出て、名鉄で神宮前駅までいき、そこから南東へ10分ほど歩く。

伝馬町の大きな交差点の南一本に旧東海道が東西にはしり、東へ少し行くと街道に面して鈴之御前社がある。

鈴之御前社は、祭神は、天鈿女命(あめのうずめのみこと)。

 

「「鈴の宮(れいのみや)」とも呼ばれ、昔は精進川がこの宮のかたわらを流れていました。東海道を往来する旅人は、熱田の宮にお参りする前にここで身を清め、お祓いを受けてから本宮へ参拝する習わしでした。」

 

社殿は、北東向きに建ち、本殿は神明造り。

境内には、黒大龍神の小さな社もある。

 

「茅の輪くぐり神事」については、熱田神宮のHPによると、

「末社鈴之御前社(れいのみまえしゃ:熱田区伝馬二丁目に鎮座)の例祭で、夏病みを防ぎ健やかな日々を送れるよう、茅の輪くぐりを行います。

 このまつりは夏越(なごし)の祓とも云われ、境内に設けられた高さ2m余りの茅の輪を、祓芦を持って左・右・左と8の字にくぐってお参りをし、邪気を祓い去ります。

 町内各戸に吊された笹提灯や御神燈は、夏の夜に欠かせない風物詩です。」

 

茅の輪くぐりは、「芦(アシ・ヨシ)」を持ってくぐる。

その祓芦を納めるところには、五方を表す色、黒・青・赤・白・黄の御幣を掲げた竹ざおが立つ。

鳥居には、茅の輪くぐりの作法が貼り出してあった。

17時ごろ着いてしまったので、旧東海道をブラブラして、17時半ごろ神社へもどり18時少し前に神事は始まった。

8月1日の中日新聞の記事によると、茅の輪くぐりは、「「夏越しの祓」とも呼ばれ、江戸時代中期から続くそうで、この日は、200人ほどの参拝者が茅の輪をくぐったそうだ。