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36 高龗神社と白鬚明神
赤土山古墳からまた和爾下神社の参道へ戻る途中、もう一つ東大寺山古墳があるとのことで、それらしい小山がみえたのでその近くまで行ってみた。


森の中に赤い鳥居が見えたのでいってみると、高龗神社(たかおおかみじんじゃ)であった。


この神様は、大和神社の本殿横にも祀られていた水の神様だ。

雨師大神を祀る小さな社の横に、墓石のような「白鬚明神」が祀られている。


金達寿著「日本の中の朝鮮文化」によれば、白鬚明神は「新羅明神」と同じ神様で新羅の神様だそうだ。

山の辺の道は、出雲の神々が祀られていて、鶏の埴輪にも出会うし、なにか新羅の匂いが濃厚だなあ、と歩いていたが、ここで、新羅明神に行き当たり、やっぱりここは新羅なんだなあ、という思いを強くした。


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