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34 和爾下神社
柿本寺跡の東側の小山は古墳で、その頂上に和爾下神社の社殿が建つ。


ここは和爾氏の本拠地ということで、古墳の主は和爾氏のご先祖様なんだろう。


鳥居をくぐると正面に境内社の熊野神社・琴平神社・厳島神社・十二神社・稲荷社が並ぶ。

 

そこから古墳の上へ石段が続き、上りきると拝殿が正面に建つ。

 

祭神は、素戔鳴尊、大巳貴命、稲田媛ということで出雲系の神様が祀られている。


拝殿正面の木彫りの飾りは、頭部が折れてなくなってしまっているが、鳳凰ではないようで、鷹のようにも見える。


瓦の神紋は、「三つ巴」。


本殿は流造りで、桃山時代の様式で、重要文化財とのことだが、その全体を見渡すことはできない。


絵馬は平凡に寅年の虎。


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