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屯渓 (黄山)
2006年のお正月はは、安徽省黄山の麓に点在する古鎮を訪ねた。

12月30日に甘さんにバスの切符を買っておいてもらい、31日13時発のバスで屯渓へ向かう。

黄山市は元々は屯渓(つんしぃ)という地名で、バスの行き先は、名勝地の黄山と区別するためか、屯渓という地名が使われていて、今でも黄山市の中心地は屯渓区となっている。

義烏出発時は50%ぐらいの乗客数でけっこう空いていて快適だと思ったが、金華で残りの席が埋まり、タバコの煙がきつい。

高速道路で常山まで走り、その後は屯渓まで山越えになる。

甘さんから、屯渓まで2時間半ぐらいと聞いていたので、常山まですでに2時間。地図を持ってこなかったので距離感もつかめず、あとかかっても1時間か、なんて思っていたら、山越えは3時間半かかり、屯渓までは、5時間半の道のりとなった。

 

途中、最後の峠越えは、日も暮れ、雲の中で視界は極めてわるく、片側は崖っぷちと思われる山道をバスが走り、かなりスリルがあった。

雲を抜け、山から下りた麓の街が、黄山市であった。

ホテルは屯渓の中心地にある、老街の後口にあり、19時チェックイン。

ここは、前日インターネットで調べて予約をしておいたところで、「老街口客桟」という準3星ホテル。シングルルーム、朝食付きで180RMB(約2700円)。


ベッドは、日本でも良く売れている、低反発マットレスで、私は初めてそのマットレスで寝たわけだが、けっこう快適。

新しいホテルで清潔感があり、調度も中国古典調で、気に入ったが、私の部屋は格安シングルルームで、窓が付いていないのが唯一気に入らなかった。

ちょっと休憩した後、晩飯を食べに出る。

向かいのホテルには、「新年快楽」のネオンで、とりあえず、正月気分になる。


老街は古い街並みが保存修復され、みやげ物街になっている。

 

途中見つけた、100年老店レストランへ入ってみた。


メニューには特色菜がなかったので、焼きそば、レーバー炒め、野菜スープ、ビールと無難な選択。

〆て、27RMB(約400円)。観光地のレストランとしては、べらぼうに安い。

食後も老街をぶらついてホテルにもどり、22時消灯。