表紙 / 中国での日々 / ぶらぶら歩き / 関麓 |
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2006年1月1日、南屏から関麓(かんるぅ)へ向かう。 入村料は25RMB、他の古鎮に比べて控えめな値段だ。 ここも女の子のガイドが案内してくれる。 迷路になっているので、ガイドは必須だ。 |
大きな建物はないが、内部の彫り物はここもすばらしい。 |
二階へ上がれる家があり、窓際から村を眺めたが、ガイドさんが、さかんに、気をつけて、というので、足元の木組みが腐って危ないのかと思ったら、逆に頭上にスズメバチの大きな巣があった。 |
関麓は比較的小さな村で、短い散策だった。 |
映画「菊豆」で使われて、コンリーが横になった「睡床」があった。 そこに横になって写真を撮ると1RMB。 私は、睡床だけ撮ったので、お金は払わずにおいた。 |
この村では、腊八豆腐という豆腐製品が名産で、それを作っている家にも連れて行ってもらえた。 チーズのように固めた豆腐が置いてあり、おばちゃんたちは、豆腐干を作っていた。 「腊八」は、「らっぱ」と発音するので、ラッパ型の豆腐なのかと思ったが、「腊八節」という、旧暦12月8日の節日があって、その日にご先祖様の供養にお供えするのが腊八豆腐の由来らしい。 |
豆腐干は、わたしもよく食べるもので、豆腐の豆の味とまわりについたタレの味が酒に合う。 |
関麓を見て、この日のスケジュールを終えた。 すでに14時をすぎていたが、昼飯を食べるところがみつからず、結局、古鎮めぐりの中心地になる黟県までもどり、タクシーの運ちゃんのお勧めの店に入る。 この地の特産を、ということで、腊八豆腐はないかと食材の並ぶところで探したが、「毛豆腐」という、カビの一種だろうか、白い毛状のフサフサが付いた豆腐があった。 |
醤油炒めで食べたが、特別美味い、というものではなかった。 |
もう一つ、「宣木瓜ビール」というのが並んでいたので、飲む。 宣木瓜というのは、木瓜(モッカ)バラ科ボケの成熟果実とのことで、漢方薬に用いられる。 木瓜は、安徽の宣城のものが最上とされているとのことで、宣木瓜はブランドになっているようだ。 |
タクシーの運ちゃんと2人分で、石班魚と筍もたのむ。 |
サービスの漬物が旨かった。 |
運ちゃんが店の主人を外へ連れて行って、なにやらコソコソ話していたので、多分マージンもとられて、〆て120RMB(約1800円)。 |