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安昌鎮 (紹興の水郷)
紹興の水郷の古鎮というと、「安昌鎮」が有名で、約1.7kmもある古い町並みが見所、とガイドブックにある。

2007年6月3日、今回は紹興市内にある私も会員になった「如家酒店」に部屋をとり、一泊して紹興を訪ねた。

義烏からのバスは紹興の西バス駅に着き、ホテルはそこから歩いて5分のところにあり、いたって便利であった。
ホテルは新しくできたばかりのようで清潔感があり、部屋は広く、ダブルベッドのシングルルームで148RMB(約2400円)。インターネットにも無料で設定なしで簡単につなげることができる。

チェックインが12時からなので、昼飯はホテルの食堂で済ませ、荷物を置いて「安昌鎮」へ向かった。

安昌鎮へ行くバスは、西駅のバス停で普通の市バスであった。
「118」の路線バスは、途中、前回訪れた「東浦鎮」も通る。


紹興の西駅から1時間ほどかかって、安昌鎮に着く(4RMB)。
古鎮入り口にバス停があったが、そこを1駅通り過ぎてしまい、バスを降りると三輪タクシーがたむろしていて、3RMBで古鎮まで送ってもらう。

私が古鎮へ入ったところは正規の観覧券を売っているところではなかったが、あとでわかったところによれば、正規の入り口にある発券所で、いろいろな旧跡への入場料を込みで、35RMBの観覧券を買ったほうがよさそうであった。

そんなに観光地化しているわけでもないが、商店街は現役で、けっこうな人でにぎわっているので、東浦鎮のような鄙びた味わいには欠ける。

 

「古鎮酒楼」という、ちょっと粋な店があったので、疲れていたこともあり、一休み。

紹興酒はあるか、ときくと「堅定有的!(無いわけがないでしょ!)」と、怒られた。


運河沿いの席で、行きかう「烏篷船」を眺めて紹興酒を一杯やる(10RMB)。

腹がすいてなかったので、つまみは取らなかったが、腸詰が名物らしく、後で後悔した。


私は裏から入り口方向へ歩いていて、この店に最初に行き当たったが、入り口方向へ歩くと、いくつか、飲める店があった。

1軒は、店先で「臭豆腐」を揚げていたので、ここもいいなあ、、、とまたいつか来よう、と思った。
この街は、ホテルもあるので、ここで泊まるのもよさそうだ。


私が三輪タクシーで連れてきてもらった古鎮への入り口は、老街の中間点のあたりで、半分の運河の片側が商店街になっていて、あとは居住区になっている。

居住区は人通りはグッと少なくなる。

 
 

ここの老街はさすがに大きいだけあって、理髪店はそこらじゅうにあったが、美容院も何軒かあって、みな若い女の子の客が入っていた。


老街のはずれの橋の上で運河を眺めていると、囲い網の中でカエルが跳ねた。
青蛙の養殖をしているのかも。


田舎の商店街を歩いていると、手作りの桶屋はよく見る。
ここでも2軒がみやげ物の竹細工も作っていた。

居住区をブラブラしていると、麺が干してあり、おじいさんが麺を掲げて路地からでてきた。

 

おじいさんについて作業場も見せてもらう。
狭い部屋に、製麵機などの道具が整然と並べられている。


麺干しの台はそんなに大きくないが、1日にあの干し台分つくれば食べていけるんだな。

商店街の一軒ではおばちゃん二人で練炭を作っていた。
古鎮の古い家で女の人がスコップを握り練炭をつくる、というのは意外であった。